スタインウェイ ピアノ | ojigimajinの音楽大好き!

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ギター、ベース、キーボードを演奏し、作詩・作曲・編曲そして歌も歌います。 ネコ好きでアゲハ蝶の飼育が趣味です。

 

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スタインウェイについて書くのは2回目です、 別にピアニストでない私が ピアノについてあれこれ書くというのもおかしいのですが まあブログですから 許して下さい。

さて 最初に 私とスタインウェイとの劇的?なであいについて書きましたが、十代の頃はその1回
しか弾いた事はありませんでした。ほとんど私のような者が触らせてくれるのはヤマハばかりだったので・・・。

20歳の時アメリカに留学した時から かなりスタインウェイは身近なピアノになりました。
音楽学校に入学する前に 語学に不安があったので ボストン大学の語学講習に通っていました。 ボストン大学は大きな大学ですので もちろん音楽学部もあって、キャンパス内のいたる所に
大小の集会所というかホールがあり、講義にも使われたり、TOEFLE試験の会場になったりしていますが 大体スタインウェイのミドルクラスのグランドピアノが置いてありました。

そこでけっこう自由に弾く事が出来たのです。それからフランス人の友人がアップライトのピアノを
買うと言うので ボストン中心部にあるピアノ工房を訪れた時も
沢山スタインウェイがあって どんどん弾かせてくれたので とても欲しくなってしまったのです。
もちろんそこに有ったのは全て中古のピアノでしたが 頑張れば 買えない値段ではなかったので
気持はかなり揺れました。型番は分かりませんが 小さめのグランドで 8000ドル でした。

日本に送る費用がかなりかかりそうだったのと その頃住んでいたアパートに入らないんじゃないか
と思って 諦めましたが、 もしかすると人生で最初で最後のスタインウェイ購入のチャンスだったかも
知れませんね。

私がボストンで弾いた数台のスタインウェイはすべてニューヨークスタインウェイである。
日本にあるのはハンブルグスタインウェイが圧倒的に多い。 もともとスタインウェイはアメリカが
始まりでいわゆる本家であるが、そのニューヨークスタインウェイのほとんどはアメリカ国内向けに
作っていて 隣国のカナダや 南米でさえ ハンブルグ製を輸入している。

簡単に違いを書くとまずハンブルグの鍵盤が象牙と黒壇(エボニー &  アイボリー)であるのに対し
ニューヨークはプラスチック系合成樹脂である。 
それから ボディー材がハンブルグがブナでニューヨークはメイプルである。もちろん響板はスプルースであるので ニューヨーク製はヴァイオリンと同じ 材で構成されている事になる。

この辺の違いから ニューヨークスタインウェイは全般的に鳴るまでに時間がかかるが 明るく華やか
な大きい音がすると言われ、それに対してハンブルグスタインウェイは叙情的でメロディックであると
言われている。