2日間セミナーから帰って来て1
大昔の話です。
TEACCHの2日間セミナーから帰って来て、まず何をやったか、
というのは正直なところもう覚えてません。パソコン通信の障害児教育
フォーラムには書いたと思うのですが、うつになったせいか、パソコン
のCドライブが一杯になった時に他のデータもぜーーんぶ一気に消して
しまったのです。
で、たぶん、こんなことから。
自閉症のお子さん。
靴を脱いで入るタイプの教室。
外から帰って来て、中に入る時に靴をあっちこっちに脱ぎ散らかす。
それまで、何度言っても同じ。
あれ?その度、指さしと言葉で直させてたのかな?
それとも、あきらめて直さなくてもいいにしてたのか?
うーん、忘れた。
でも毎回脱ぎ散らかしてました。
で、すのこの外側の靴を脱ぐべきところにテープを#の形に貼りました。
外出から帰って来た時に、そのマークを指さしながら、
「ここに脱いでね」
と言いました。
彼は、そこに靴を揃えて脱いでくれました。
次の時からは、何の指示(言葉・指さし)もなしにそこに脱いでくれ
ました。
ただそれだけのことです。
そういや、後日、マークを外してもOKだったかな?
学年が変わって教室が変わっても、何も問題がなかったことは確か
ですね。
感動しました。
別に「思う通りにこいつを動かしたったあ」みたいな喜びじゃない
ですよ。えっと「できないことをできるようにした」でもないですね。
できることで、しかも別に嫌でもないことで、単にわからないから
しなかったことが、わかってできるようになった。
(わかってするようになった、のほうがいいのかな)
ちゃんと伝わった。
嬉しかったです。
TEACCHの2日間セミナーから帰って来て、まず何をやったか、
というのは正直なところもう覚えてません。パソコン通信の障害児教育
フォーラムには書いたと思うのですが、うつになったせいか、パソコン
のCドライブが一杯になった時に他のデータもぜーーんぶ一気に消して
しまったのです。
で、たぶん、こんなことから。
自閉症のお子さん。
靴を脱いで入るタイプの教室。
外から帰って来て、中に入る時に靴をあっちこっちに脱ぎ散らかす。
それまで、何度言っても同じ。
あれ?その度、指さしと言葉で直させてたのかな?
それとも、あきらめて直さなくてもいいにしてたのか?
うーん、忘れた。
でも毎回脱ぎ散らかしてました。
で、すのこの外側の靴を脱ぐべきところにテープを#の形に貼りました。
外出から帰って来た時に、そのマークを指さしながら、
「ここに脱いでね」
と言いました。
彼は、そこに靴を揃えて脱いでくれました。
次の時からは、何の指示(言葉・指さし)もなしにそこに脱いでくれ
ました。
ただそれだけのことです。
そういや、後日、マークを外してもOKだったかな?
学年が変わって教室が変わっても、何も問題がなかったことは確か
ですね。
感動しました。
別に「思う通りにこいつを動かしたったあ」みたいな喜びじゃない
ですよ。えっと「できないことをできるようにした」でもないですね。
できることで、しかも別に嫌でもないことで、単にわからないから
しなかったことが、わかってできるようになった。
(わかってするようになった、のほうがいいのかな)
ちゃんと伝わった。
嬉しかったです。
シンポでの思い出
思い出したシリーズ
ある年、特殊教育学会に行きました。
受容的交流療法・応用行動分析・TEACCHのそれぞれの専門家
の方がそれぞれを語り、学びあおう、みたいなシンポジウムがあって
参加しました。たくさんの方が参加してはりました。
どういう流れか忘れましたが、自閉症のお子さんのことですごく
困って落ち込んでしまっている母親に対してどう対応するか、って
話になりました。
その時、応用行動分析家の方が
「口角を上げるのもいいかもしれません」みたいなことをおっしゃい
ました。
で受容的交流療法家の方が
「何を馬鹿なことを!」みたいに怒らはったのですね。
応用行動分析家の方は渋面を作って沈黙しはりました。
でも、どうかなあ。
私は応用行動分析家の方の発言を聞いた時は、一瞬「うん?」
と思ったけど、次の瞬間、
「あっ、この人とは話ができる。友達になれる」と思いました。
もしお母さんとお子さんを目の前にして、いろいろデータもあって、
という状況だと、きっと応用行動分析家の方は違う方面から入りはる
と思います。
でもあのシンポの場面で、お題を与えられて、とりあえず答え
られたこの内容。私はこの応用行動分析家の方の何ともいえない
優しさ(はは、ぜんぜん応用行動分析的じゃない言葉だ)を感じ
ました。
印象に残ってたので。
ある年、特殊教育学会に行きました。
受容的交流療法・応用行動分析・TEACCHのそれぞれの専門家
の方がそれぞれを語り、学びあおう、みたいなシンポジウムがあって
参加しました。たくさんの方が参加してはりました。
どういう流れか忘れましたが、自閉症のお子さんのことですごく
困って落ち込んでしまっている母親に対してどう対応するか、って
話になりました。
その時、応用行動分析家の方が
「口角を上げるのもいいかもしれません」みたいなことをおっしゃい
ました。
で受容的交流療法家の方が
「何を馬鹿なことを!」みたいに怒らはったのですね。
応用行動分析家の方は渋面を作って沈黙しはりました。
でも、どうかなあ。
私は応用行動分析家の方の発言を聞いた時は、一瞬「うん?」
と思ったけど、次の瞬間、
「あっ、この人とは話ができる。友達になれる」と思いました。
もしお母さんとお子さんを目の前にして、いろいろデータもあって、
という状況だと、きっと応用行動分析家の方は違う方面から入りはる
と思います。
でもあのシンポの場面で、お題を与えられて、とりあえず答え
られたこの内容。私はこの応用行動分析家の方の何ともいえない
優しさ(はは、ぜんぜん応用行動分析的じゃない言葉だ)を感じ
ました。
印象に残ってたので。
TEACCHと人間関係
思い出したシリーズ
ある年、特殊教育学会に行きました。
受容的交流療法・応用行動分析・TEACCHのそれぞれの専門家
の方がそれぞれを語り、学びあおう、みたいなシンポジウムがあって
参加しました。たくさんの方が参加してはりました。
で、TEACCHの専門家が説明の時に
「人間関係は最後に考えます」とおっしゃたのですね。
瞬間、やばい、と思いました。
いや、その通りなのですよ。
TEACCHでは、自閉症の特性から始まって、個人の特徴を考え、
と順番に考えていきます。で、やりとりする方法を考え、やってみる。
ひょっとしたら、はなから人間関係なんて考えてないかもしれない。
で、結果的には人間関係は良くなるんですよね。
ひょっとしたら、人間関係なんて言葉には出さないけど、一番人間
関係を良くしようと思ってるかも。
でTEACCHのことをよく理解してる人に対して言うのは全然問題
無いのだけど、その場には何も知らない現場の教師も来ているかもしれ
ない。しかも私みたいに主たる指導が「威嚇と暴力」という現場だって
あるかもしれない。(ないかもしれないけど)
そんな人は
あっ、人間関係は最後に考えていいのか。
↓
人間関係は悪くなってもいいのか。
↓
威嚇と暴力でもいいのか。(子どもが従順になり落ち着くし)
なーんて考えないかな、と想像が頭をよぎってしまったのです。
もちろん、専門家さんは、ひとこともそんなこと言ってるわけじゃ
無い。単に「人間関係は最後に考えます」とおっしゃっただけです。
で、私は手を挙げて発言しました。何て言ったかは覚えてません。
その時、上に書いたようなことを瞬間に自覚して丁寧に説明する
ことなんかできませんでした。時間も無いし・・・
たぶん専門家さんの回答は
「TEACCHでは人間関係は最後に考えます」
みたいなことだったと思います。確かにその通り・・・
私の隣も現場の先生が座ってはったのですが、その先生も
「あの部分は気になった」とおっしゃってました。
もちろん私も含めTEACCH的取り組みをしてる人が
教育目標やIEPや指導の手だての書類なんかに
「人間関係をよくする」なんてことを書くことは無いでしょう。
でも強調しておきたいのは、私の周囲のTEACCH的な取り組みを
している人は、書かなくても、言葉には出さなくても
「人間関係を良くしたい」という願いを背景に持っていたと思います。
それはTEACCHをご存知ない方に、伝えたいと思います。
ある年、特殊教育学会に行きました。
受容的交流療法・応用行動分析・TEACCHのそれぞれの専門家
の方がそれぞれを語り、学びあおう、みたいなシンポジウムがあって
参加しました。たくさんの方が参加してはりました。
で、TEACCHの専門家が説明の時に
「人間関係は最後に考えます」とおっしゃたのですね。
瞬間、やばい、と思いました。
いや、その通りなのですよ。
TEACCHでは、自閉症の特性から始まって、個人の特徴を考え、
と順番に考えていきます。で、やりとりする方法を考え、やってみる。
ひょっとしたら、はなから人間関係なんて考えてないかもしれない。
で、結果的には人間関係は良くなるんですよね。
ひょっとしたら、人間関係なんて言葉には出さないけど、一番人間
関係を良くしようと思ってるかも。
でTEACCHのことをよく理解してる人に対して言うのは全然問題
無いのだけど、その場には何も知らない現場の教師も来ているかもしれ
ない。しかも私みたいに主たる指導が「威嚇と暴力」という現場だって
あるかもしれない。(ないかもしれないけど)
そんな人は
あっ、人間関係は最後に考えていいのか。
↓
人間関係は悪くなってもいいのか。
↓
威嚇と暴力でもいいのか。(子どもが従順になり落ち着くし)
なーんて考えないかな、と想像が頭をよぎってしまったのです。
もちろん、専門家さんは、ひとこともそんなこと言ってるわけじゃ
無い。単に「人間関係は最後に考えます」とおっしゃっただけです。
で、私は手を挙げて発言しました。何て言ったかは覚えてません。
その時、上に書いたようなことを瞬間に自覚して丁寧に説明する
ことなんかできませんでした。時間も無いし・・・
たぶん専門家さんの回答は
「TEACCHでは人間関係は最後に考えます」
みたいなことだったと思います。確かにその通り・・・
私の隣も現場の先生が座ってはったのですが、その先生も
「あの部分は気になった」とおっしゃってました。
もちろん私も含めTEACCH的取り組みをしてる人が
教育目標やIEPや指導の手だての書類なんかに
「人間関係をよくする」なんてことを書くことは無いでしょう。
でも強調しておきたいのは、私の周囲のTEACCH的な取り組みを
している人は、書かなくても、言葉には出さなくても
「人間関係を良くしたい」という願いを背景に持っていたと思います。
それはTEACCHをご存知ない方に、伝えたいと思います。