『T's 12 inches』(角松敏生/1986) | 『Go ahead,Make my day ! 』

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(趣味に走りすぎかな……ま、いいか)
 








80~90年代のアーバンポップスの大御所、角松敏生の12インチシングルを集めたコレクションアルバムがタイトルである『T's 12 inches』なんですが、今の若い人はそもそも、

12インチシングルをご存知なのでしょうか?

これは要するにアルバムからのシングルカットなどのときに、通常の7インチでなく12インチ(いわゆるLP)サイズの盤に収録したものです。メリットとしては音溝があまり内側まで刻まれておらず、内周歪みが少ないため音質に秀でている」というのがありまして、

「普通のレコードよりも音質にこだわりましたよ」

ということを誇示したい見栄っ張りなミュージシャンに好評な代物でした。 ← 悪く解釈しすぎ
今で言うところのマキシシングルみたいなもんですが、違うのはマキシシングルが曲自体はシングルで曲数が多い(バージョン違いとかカラオケが入ってる)のに対して、12インチは曲自体がリミックスで長くなってる場合が多いってことですかね。ここで挙げた4曲もアルバム収録のものと比べるとイントロとか間奏とかがかなり長くなってます。(『Tokyo Tower』に至っては前奏で2分越え……)
ちなみにレコードそのものを見ることが稀になった現在でも、クラブでDJがプレイするのにレコードは発売されていて、その形式はほとんどが12インチシングルだそうです。

ところで角松敏生氏なんですが、ご存じない方に分かりやすく説明をしようとするなら、
「長野冬季オリンピックでテーマソングになった『WAになっておどろう~イレアイエ~』を作った人(&歌った人)」
というのが適切ではないかと。スマッシュヒットはたくさんありますが、あまりメディア(特にテレビ)の露出がない人なんで、声は聞いたことがあっても名前を知らない人も多いようですね。
わたしの場合は前回の安部恭弘と同様に姉&義兄の影響で聴き始めた人なんですが、まぁ、カラオケで歌おうにも周りの誰も知らないわ(盛り下がるんですよね~)、後になってCD買おうにも廃盤攻撃のオンパレードだわ、好きだと言ってる割にはあまりいい思い出はなかったりします……。

実はわたしが本当に一番好きなのはアルバム2曲目の『Lucky Lady Feel So Good』なんですが、何故か動画がありませんでした。
しょうがない、また作るか……。(?)

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こちらは角松氏が長万部太郎(?)名義で活動したAGHARTAバージョンの『WAになっておどろう』。20万枚の大ヒットだそうです。V6バージョンはさらに売れたそうですが……。


このアルバムの収録曲ではありませんが……『サンタが泣いた日』


同じく『NO END SUMMER』 これ、フジ系でやってた「なるほど・ザ・ワールド」のエンディングだったんですが、もう「なるほど~」自体が過去の遺物か……?