オードリーヘップバーンとケーリーグラント主演のサスペンス映画。齢60弱のケーリーグランドの大人なカッコ良さが魅力的です。
60年代っぽいオープニング。007なんかもこういう幾何学デザインのありましたね。
夫が何者かに殺されて、持っていたはずの25万ドルが行方不明に。浮かび上がる夫の過去と葬式に現れた謎の人物たち。狙われるレジーナ。だが、次々と殺されていく元仲間たち。誰が犯人か?衝撃のラストまでノンストップ。
パリが舞台でケーリーグラント演じるピーターとセーヌ川の船でのデートの時に消灯して、岸辺でキスをしているカップルたちにサーチライトを当てるというサプライズの演出は良いよなぁ。
それにクラブ遊びのオレンジ🍊をリレーするやつとか自然にお互いのスキンシップが楽しめるのがピュアです。駆け引き方法が少なかっただろう時代を表していますよね。
今ではこの時代よりもデート方法も日々進化しているかと思います。
さて、シニアセクシーミドルのケーリーグラントですが、不遇な子供時代を過ごした事と、幾度となく繰り返された結婚生活よりも、親友であるランドルフ・スコットとの同姓時代もあったのでゲイ疑惑もある俳優。
当時は公にすること=犯罪であったので確固たる証拠は無いのですが、今の時代に彼が生きていてカミングアウトしてくれたらどれだけの人に励みになるだろうというくらいの男。疑惑を持たれたとしても時代が早すぎましたね。
別に彼がヘテロでもゲイでもそのかっこよさは不変です。
ゲイというステレオタイプも変えてくれそうな気がします。 今現在、ルークエヴァンスやラッセルトビィなど素敵なゲイの俳優さんはたくさんいらっしゃるので、彼らをとても尊敬しています。
さて、最後の地下鉄駅でのチェイスはすごいです。緊張感マックスですし、めっちゃ走る!ああいう大人になりたいです。無理だな。