アラスカの石油採掘現場に働く男たちが休暇のために乗った飛行機が墜落。生き残った数名が生き残るべく野生の世界に立ち向かう話です。
リーアムニーソン無双映画かと思いきや、やはり野生に関して言えば抗えない事も多いんだなぁと。
次々襲われていく仲間たち。死の間際に悟る生きる意味とそれぞれのフラッシュバック。
製作にトニースコット連なっており、この作品の1年後に自死していることもあることから関連付けてしまいそうなシーンがちょいちょいあります。
「このまま生還できても、また穴を掘り、夜中は酔い潰れる人生に戻るだけだ。後ろを見てみろ。この風景全て俺のものだ」と自分の死に場所を決めるところなど。。。
「死しても強いものを倒せれば本望だ」と言って、最後の闘いに向かうもの。
そして、神の存在。なぜ生かしたのか?と問う描写も多いので、観る人にとっては気分が下降しそうな展開がありますので、ちょっと鑑賞には注意が必要です。 助かりそうも無いと絶望をこの上なく畳み掛けてくるので、子供への配慮も忘れないように。
自然は美しいけど、厳しい。ただ、どこにも救いが無いのであれば、自分の力で脱出する望みを持つというのはポジティブに感じます(やらないで後悔より、やって後悔の方がマシという風潮に似ています)
ただ。。。。どこに墜落したかわからなかった状況で、飛行機から離れる事が結果的に良いことなのかは、飛行機に残るものがいないので分かりません。