(トワイライゾーン) ザ・コメディアン | ゲイが語る映画の感想とクローズドゲイの日常

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映画の感想が主ですが、たまにゲイアプリでの出会い報告もやってます。その時は(ゲイ話題)と書きますので、ゲイに対して理解のない人には、そっとページを閉じてくださいね。


昨日から「スーパードラマTV」で放送開始された新ドラマです。「ゲットアウト」や「アス」お馴染みのジョーダン・ピールが製作総指揮。






日本で言うと「世にも奇妙な物語」1話完結なので途中から見ても大丈夫塩梅です。


今回のエピソードは、売れないコメディアンが話をするとそのネタにした人物がこの世から消えてしまうと言う物語。


自分のウケを取るかわりに誰かを犠牲にするドラえもんの「独裁スイッチ」


ただし、自分に関わったことある人のネタしか観客受けることが無いし、一度使った人は二度とウケない。


笑い欲しさに自分の周りの人をどんどん曝け出して、どんどん消していってしまうのが面白かったです。消しかたが「存在していない」状態にしてしまうわけで、甥っ子が消えてしまった時に姉が「子供を産めない身体」というエピソードを追加する意味があったのかと疑問に思います。そういう生い立ちというか根絶するかのような締め出しを表に出す必要があったのかどうなのか?


しかも、過去を掘り下げまくってしまって、彼女との関係に変化していってしまい、ヤケになって色々な人を消しまくってしまうのは「デスノート」ばりにエスカレートしていく。


そして最後には。。。



何かを得るために何かを失っていくというのは古今東西たくさんの物語があるけれども、自分さえも差し出してしまうというオチは突き詰めた結果なんだろうと。


あのコメディクラブの壁に描かれている人々はその力に魅了されていった人達の姿だったのかと想定できるエンディングは恐ろしいです。でも、ジョーダン・ピールならやりかねない演出だよね。



さて、主人公が消えてしまった事で、これまで消えてしまっていた人たちが復活しています。それぞれの生き方も若干変わっているのでしょう。