今回は、シンガポール唯一のユネスコ世界文化遺産である「シンガポール植物園(ボタニック・ガーデン)」をご紹介します。
都会のオアシスとして親しまれており、朝の散歩にもぴったりのスポットです。
📌 目次
■ シンガポール植物園(ボタニック・ガーデン)とは?
シンガポールには有名な植物園が2つあります。場所も雰囲気もまったく異なるため、訪れる際は混同しないよう注意が必要です。
マリーナベイ・サンズ裏手の「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」が巨大ドームやスーパーツリーが立ち並ぶ“近未来型の人工植物園”だとすれば、今回紹介する「シンガポール植物園(ボタニック・ガーデン)」は、160年以上の歴史を誇るジャングルのような“緑豊かな本物の熱帯庭園”です。
1859年に開園したこの植物園は、2015年にシンガポール初かつ国内唯一のユネスコ世界文化遺産に登録されました。
敷地面積は約82ヘクタール(東京ドーム約17個分)にもおよび、手入れの行き届いた美しい芝生、点在する湖、本格的な熱帯雨林、世界最大級のラン園など、豊かな自然がどこまでも広がっています。
これほど広大な国宝級スポットでありながら、入場料は基本的に無料(「国立ラン園 / National Orchid Garden」のみ有料)となっています。
朝5:00から深夜24:00まで開放されており、観光客だけでなく、ジョギングや愛犬の散歩、ピクニックを楽しむ地元の方々の憩いの場としても親しまれています。
■ アクセス情報:南北に長い敷地と3つのMRT駅
シンガポール植物園は南北に約2.5kmと細長い形状をしているため、目的のエリアに合わせて3つのMRT駅を使い分けるのが便利です。
- ボタニック・ガーデンズ駅(Botanic Gardens MRT / サークル線・ダウンタウン線)
- 位置:園の北端(ブキ・ティマ・ゲート直結)
- 特徴:昔からの定番エントランス。改札を出て地上に出ると、すぐ目の前に入口があります。
- ネイピア駅(Napier MRT / トムソン・イーストコースト線)
- 位置:園の南端(タングリン・ゲート直結)
- 特徴:歴史ある南側の正門前に位置します。オーチャードやマリーナベイ方面からのアクセスが格段に便利になりました。
- ファラー・ロード駅(Farrer Road MRT / サークル線)
- 位置:園の西側(タイアソル・ゲート/ギャロップ・エクステンション方面)
- 特徴:新設された「ギャロップ・エクステンション」エリアや自然散策路へ向かう場合の最寄り駅です(駅から入口までは徒歩10分程度)。
同じ駅から往復するのも良いですが、「北のボタニック・ガーデンズ駅から入園し、園内を南下しながら散策して、南端のネイピア駅から帰る」(あるいはその逆)という縦断ルートも無駄がなくおすすめです。
■ 実際に歩いてみた!朝の散策レポート
今回は、宿泊先ホテルからMRT1本でアクセスできる北側のボタニック・ガーデンズ駅を利用しました。
駅構内には出口が複数ありますが、「S'pore Botanic Gardens」の案内板に従って進めば迷うことはありません。
朝の散歩を兼ねて、到着したのは午前9時頃。シンガポールの他の主要観光地に比べると混雑も少なく、ゆったりと快適な空気感です。
地下鉄の出口を出ると、すぐ目の前が植物園のエントランスです。
入場料は無料なので、チケット購入などの手間もなく、そのままスムーズに入園できます。
入口付近に設置されている園内マップ。
ボタニック・ガーデンズ駅から入った場合、マップ右端からのスタートとなります。端から端まで2.5kmほどあるため、地図を見るだけでもその広大さがよく分かります。
足を踏み入れると、いきなり深い森が出迎えてくれます。
シンガポール中心地のコンクリートジャングルならぬ、リアルな熱帯雨林のジャングルです。
森を抜けると視界が一気に開け、綺麗に手入れされた芝生が広がる開放的な公園エリアに出ます。
園内に3つある湖のうちの1つ(エコ・レイク)もこのエリアに位置しています。
園内の通路は綺麗に舗装されており、豊かな緑に囲まれながらとても気持ちよく歩けます。
コース沿いにはベンチや東屋が各所に配置されているので、歩き疲れた際にもこまめに休憩できます。
森の中にはカフェやレストランもあり、木漏れ日の中でコーヒーブレイクを楽しむのも良さそうです。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの整然と管理された近代的な景観とは異なり、自然の生命力をそのまま感じられる生き生きとした草花が並んでおり、歩いているだけで癒されます。
園内の中央付近にある2つめの湖(シンフォニー・レイク)に到着しました。
水上には野外音楽堂があり、最初の湖とはまた違った趣があります。
水面に咲く睡蓮の花も見事でした。
■ 園内で出会った野生動物たち
ありのままの自然が残されている植物園なので、園内ではさまざまな生き物との出会いもあります。
今回は軽い朝の散歩として、ボタニック・ガーデンズ駅から中央の湖まで約30分かけて歩き、別ルートで戻るという計1時間ほどのショートトリップでしたが、短い滞在時間の中でも多くの生き物を見かけることができました。
園内で一番よく見かけたのは野生化したニワトリたち。
草むらには母鶏とヒヨコたちの姿もありました。
木々を見上げると、すばしっこく動き回るリスの姿も。
また、写真は撮り逃してしまいましたが、池の近くには大きめのオオトカゲも生息していました。
野生動物だけでなく、地元の方々が散歩させているワンちゃんたちにもたくさん出会え、とてものどかな雰囲気です。
■ まとめ:訪問時の注意点とおすすめの時間帯
シンガポール植物園は、派手な観光施設というよりは「大都会の中に広がる自然豊かな憩いの公園」といった趣で、心身ともにリフレッシュできる素晴らしい場所でした。
中心部の喧騒や人混みに少し疲れた時の散策先として、ぜひおすすめしたいスポットです。
なお、園内は非常に広大で、アップダウンも多少あります。
日中の直射日光と蒸し暑さの中で歩き回るのは体力を消耗するため、訪れるなら気温が比較的落ち着いている「早朝」または「夕方」がベストです。
お出かけの際は、飲み物を持参し、虫除け対策もしておくと安心です。
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- 無料で楽しめる唯一の世界遺産 シンガポール植物園の朝散歩 ※この記事































