バンダイの食玩キット「ガンダム スペリオルディファイン No.02」の製作記第2回です。
今回からいよいよ実際の組み立てに入っていきます。
第1弾として手をつけるのは、全5種の中でもパーツ構成が比較的シンプルで組み立てやすそうなνガンダムです。
シリーズ一発目の製作ということもあり、まずはキットの勘合やディテールの様子、そのまま組んだ場合の仕上がりを把握するため、「面倒な事はせずストレートに組んで筆塗りでシンプルに仕上げる」という方針で進めていきます。
📌 目次
■ 頭部の組み立てとABS接着のコツ
頭部は最初から組み上がった状態で封入されています。
ツインアイの上のひさし部分にわずかな隙間が見られますが、正面から普通に眺める分にはほとんど気になりません。
側面には前後の合わせ目とゲート痕があります。
合わせ目自体はパネルライン(モールド)に見立てても違和感がない形状なので、今回はそのまま活かす方向で進行。
ゲート痕のみ紙ヤスリで丁寧に平滑化しました。
アンテナは成形段階からシャープで良好な造形です。
こちらも切り離し済みパーツですが、微細なゲート残りがあったためヤスリで整形。
アンテナは紛失防止も兼ねて頭部へ接着しました。
さらに側頭部のバルカン砲身は0.6mmのピンバイスで軽く開口して奥行きを出しています。
本キットはスナップフィットのため接着剤なしでも組めますが、全体的にダボの勘合がかなり固めです。塗装の邪魔にならない箇所は、接着剤を塗って滑りを良くしつつ奥までしっかり圧着した方が、パーツ同士の浮きを防げて後々の作業がスムーズになります。
今回使用した接着剤はこちらの2種です。
パーツの内側のダボにはタミヤセメント(ABS用)を点付けし、パーツを合わせた外側の合わせ目にはMr.セメントSP(流し込みタイプ)を流し込んでガッチリ固定しています。
※本キットの素材はABS樹脂のため、一般的なスチロール樹脂用接着剤では溶着できません。必ずABS対応のものを使用してください。
■ 胴体の組み立て
デフォルメ体型のため、胴体は頭部よりもひと回り小さいサイズ感です。
これだけコンパクトでありながら、νガンダム特有の胸部ダクトやセンサー周辺のディテールが精密に凝縮されているのは見事ですね。
こちらも前後パーツを接着して組んでいます。
脇腹や肩口に分割ラインが入りますが、パーツの噛み合わせがタイトなため、しっかり密着させればそれほど目立ちません。
頭部と胴体を仮接続した状態です。
首と胴体は太めの丸ピンで強固に接続できるようになっています。
ここは塗装時に塗り分けやすいよう、接着せずに取り外せる状態をキープしておきます。
■ 腕部・武装の組み立て(組み順に注意)
腕部の組み立ては手順の順序が非常に重要です。順序を誤ると肩と上腕(二の腕)が合体できなくなるトラップがあります。
左右ともに「肩パーツを先に組み立て、それを上腕パーツで挟み込む」という順序で組む必要があります。肩側の接続ピンがL字型フックのような構造になっているため、先に腕を組んでしまうと後から差し込むことができません(後ハメ加工を施す場合を除く)。
モナカ割りのパーツを合わせる際も結構な力が必要になるため、合わせ面に接着剤を塗って樹脂をわずかに溶かしながら密着させるのが確実です。
ビーム・ライフルと一体成型された右腕。
銃口が塞がっていたため、ここも0.6mmのピンバイスで開口してディテールアップを施しました。
シールド裏側にはマイクロ・ミサイルやビーム・キャノンの造形がしっかり彫り込まれており、塗り分け甲斐がありそうです。
両腕を胴体にセット。胴体との接続軸もしっかりしており、こちらも塗装工程を考慮して未接着のままにしておきます。
■ 脚部・腰部の組み立て
脚部もWEB取扱説明書の手順通りに進めるのがスムーズです。
脚の左右モナカパーツは接着剤を塗ってしっかり圧着。腰のフロントスカート類はポロリを防ぐために接着して固定しました。足首パーツや腰と脚の接続部はしっかり保持力があるため、未接着のまま進めています。
足裏のモールドも高密度で抜かりのない仕上がりです。
■ バックパックの組み立てと勘合調整
バックパックのバーニア中央部も、0.6mmピンバイスで軽く彫り込んでお手軽ディテールアップ。
ここで要注意なのが、バックパックに取り付けるサーベルラックとフィン・ファンネル支柱のパーツです。
このキットの中で最もピンの勘合がキツく、接着剤を塗っても奥まで押し込むのにかなり苦労しました。
無理に押し込もうとするとパーツ破損の危険があるため、あらかじめ受け側のダボ穴をピンバイス等でわずかに広げてクリアランスを確保してから取り付けることをおすすめします(筆者は工具を使って強引にはめ込んでしまいました)。
■ 組み立て完了・無塗装パチ組みレビュー
全パーツの組み立てが完了しました。
ミニサイズの食玩ながら、専用のディスプレイ台座が標準で付属しているのは嬉しいポイントです。
主要ブロック(腕・シールド・バックパック・脚部)の接続ピンは太く頑丈なので、接着しなくてもポーズをしっかり維持してくれます。塗装のしやすさを考え、各ブロックは分解できる状態にしてあります。
本体全高は約4cm弱、台座とファンネルを含めても約6cmという極小スケール。
その中に凝縮された緻密なディテールと、大胆にパースの効いた躍動感あるポージングがとにかく格好良いです。
成形色のままでも陰影が際立ち、造形の良さがダイレクトに伝わってきます。
はめ込みがきついパーツはあるものの、一体成型されているパーツが多くパーツ数自体は少ないので、サクッと組み立てられます。
ワンコイン(税込みだと550円ですが)でこのクォリティは凄いと思います。
『Gジェネ』や『スパロボ』の戦闘デモで、画面手前に飛び出しながらビーム・ライフルを撃ち込むカットインをそのまま立体化したような迫力がありますね。
おなじみのタミヤセメント角ビンと並べてサイズ比較。
この小ささでこの密度感は、実際に組んでみると改めて驚かされます。
■ まさかのトラブル発生と次回予告
無事にパチ組みも終わり、いよいよ次回から楽しい筆塗り塗装に入る予定……だったのですが、ここでまさかのトラブルが発生しました。
上のサイズ比較写真を見てお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、右足のパーツがファンネルのように射出・行方不明になってしまいました。
作業机の周りや床をくまなく捜索したものの、今のところ全く見つかる気配がありません……。ゴミ箱やポケット、植木鉢の中も探したのに。私がニュータイプだったら感知出来たんでしょうけど…
ララァ、私を導いてくれ!
極小サイズのパーツを扱う際は、皆様もくれぐれもお気をつけください。
もう少し探してどうしても見つからなければ、BOX買いしておいた2個目のνガンダムから右足を拝借して塗装へ進めようと思います(同じキットが2個ずつ入っている10個入りBOXで助かりました)。
果たして右足は戻ってくるのか。次回、塗装編へ続きます!

























