7月24日
癌と診断されて早半年以上が経ってしまった。
当時は半年後に膀胱全部と腎臓一個(手術時に片方の尿管が侵食されてたからやられてる側の腎臓を取りました)を失うなんて考えられなかった。
そして自分がストーマのお世話になるとは思ってもいなかった。
当初は気持ちの整理が追い付かなかったが、今は運命と受け入れてこの体でどう快適に生きていくかを考えている。
思えば発覚から今までの流れで、
「良かったね」
ってパターンが殆ど無い。
全部良くない方に選択肢が枝分かれして行ってるように思う。
ひょっとして癌?→癌でした。
早期発見?→ステージ4でした。
抗癌剤が効いた?→効きませんでした。
膀胱なんとか温存できない?→全摘出です。むしろ腎臓も片方取ります。
と、分岐点の度に妻と一緒に先生の話を聞きに行ってますが、毎度妻を泣かせる結果に。
私も正直死にたくはない。
まだ46歳。これからの人生をもっと楽しみたいし、定年後には妻と一緒に自由な時間を満喫したいと思って頑張ってきた。
それが今は詰みの手前まで追い詰められている感じがする。
人間追い詰められた時にその人の本質が出ると言う。
私はどんな行動が出来るだろう。
他人への感謝?
最後まで諦めずに頑張る?
いや、
きっと私は周囲の言葉を無視して自分の楽しみを全力で優先する行動をとってしまうと思う。
そして、最後は楽しかったと言いながら死にたい。
そんなの誰も望んでないと思うけど、最後の終わり方位は自分で決めたい。
ダメだろうか。
ただ、詰みが確定するまでは精一杯足掻こうと思います。