膀胱癌と診断されて

膀胱癌と診断されて

2023年初頭、膀胱癌ステージ4と診断されました。
突然の人生崖っぷちに困惑しつつ一通り足掻いてみようと思います。

9月12日

 

今日は今後に向けてどう治療を進めていくかの作戦会議。

主治医の先生が中心となってしんしん家族が話を聞く形。

 

まずは先生からパドセブの治療開始を14日からと指定されましたが、、実は今日この日に至るまでの過程の中で、キイトルーダ含め、薬の副作用が凄くてまともに生活出来ない状況に陥っていました。

 

簡単に書くと、

・重度の便秘

・重度の吐き気と嘔吐。

・重度の汗。

・味覚の異常。

・重度の痛み。

等々

 

数え上げたらキリがないほど体を痛めつけられている状態になっていました。

勿論色々な治療を並行して行っているので、全てがキイトルーダの副作用と言う訳では無いと思います。

先生にも、薬の副作用と、やっぱり癌の進行そのものがその症状を産んでますねと言われました。

 

そんな中で自宅のベッドの上で症状に苦しみ悶える毎日。

正直今の状況下で新しい薬を入れて更に厳しい副作用に耐える自信が今の自分には無い。

そう判断していましたので、

14日からのパドセブ開始は延期してもらいたい旨を伝えました。

 

ぶっちゃけ先生の方も、この状態で次の治療に向かうのは無謀だと感じていた様で、過去のパドセブ治療実施における病院側としての見解を話してくれましたが、聞けば正直良くない結果の方が圧倒的に多くて、先生もパドセブ投与には二の足を踏んでいるとのこと。

患者である私がNOといえば直ぐにでも中止しようとおもっていたそうだ。

ならば迷うことはない。

今の状況をまずは少しでも好転させて、パドセブの治療に耐えられる体を作る事に専念する事にしました。

 

妻も毎日私が苦しんでいる姿を見ていたので、私が治療を進めると言っている以上反対はしませんでしたが、正直なところ次の治療へ向かうのは凄く不安で心配していたとの事。

 

様々なところで多くの方に心配されつつパドセブ治療は延期とさせていただきました。

 

と、同時に主治医の先生に自分の余命はどんなものか意を決して聞いてみました。

 

先生「厳しいことを聞かれますね」、と。

 

ああ、これはまずい感じ。

 

先生「治療を続ける続けない云々を抜きにして、半年位だと思います」、と。

 

その場にいたのは妻と娘。

 

二人とも直ぐに泣き出してしまいました。

 

私も泣きたい。

 

その気持ちを抑えながら今後の治療の進め方について話をしました。

 

自分の願いとしては、人としての尊厳を保てる状態のままに残された時間を有効に使って人生を楽しみたい。

このまま治療だけで苦しみながら終わる人生は避けたいと伝えました。

 

主治医の先生も多くの患者さんの例を見てきた経験から、今ここで無理に治療を進めるのは良くないとの見解。

 

ただ最後の意思決定は患者である私自身。

 

自分自身で先生にはこの状況であるなら緩和ケア重視の治療に切り替えて、自分の体力を信じて病気と闘いたいといいました。

 

それはつまり積極的治療を止める事を意味します。

 

ただその分人として楽しめる時間が伸びることになります。

 

その間に奇跡的に癌が消滅したとの話も多く、私もこの先好きなことをやって楽しむことでがんを克服する事に決めました。

 

この結果が吉と出るか凶と出るか。

 

どちらに出ようとも決めたのは自分自身。

 

悔いはありません。

 

残された時間を目いっぱい有効に使って病気を克服していきます。

 

「昨日までの自分を乗り越えろ」

 

これは働いている会社の合言葉。

 

その言葉通り乗り越えて見せましょう!

 

できるかな?

 

ガンバロー!