
真ん中にアルミカップをいれてアンチョビとニンニクの刻んだのをいれオリーブオイルをいれます。
アンチョビとニンニクは共にひとかけでよく火が消える頃にはどろどろのソースになります。
そのソースに付けた野菜はまるで肉の塊を食べているかのような濃厚な味でじゃがいも、かぶ、レンコン、エリンギ、長いも、パプリカ、アスパラなどそれぞれの歯ごたえで楽しめご飯のおかずでも酒のつまみでもよし。
昨今のキャンプブームはこんなのを焚き火台のうえで火を眺めて自分で料理をやるのが受けているんでしょうね。
私は家でダイニングのテーブルの上ですが仕込みも自分でやり家人にも喜ばれました。
わざわざ山に行かなかても自宅の裏庭でもガレージでもバーベキューよりあと片付けもらくでいいです。
100均ショップにはミニ焚き火台なるものも売っていてどうしても焚き火したい人はそんなのでキャンプ気分に浸れるでしょう。Amazonで折り畳み焚き火台なども売ってますが、常に本格ソロキャンプなどでは耐久性に問題がありますが、流行りにのってとにかく仲間で一度試したいとかここ一番の演出で焚き火を囲むことになった場合など便利です。
このキャンプブームのひとつの要因は増え続ける自然災害の多さにサバイバル訓練とか万が一に備えるグッズとして電気やガスが止まったときの食事の備えとしてメスティン料理を経験するという側面があると思います。
私の場合はお一人様釜飯セットが発端でスキー一人合宿のアイテムとして色々揃えだして妄想中なのですが、ここで気になるのは味の問題です。
人々が感じる味の記憶や味に期待するバイアスは食材やお出かけ、機材、一緒に食事した人など様々な変化があり記憶は曖昧にそれを記憶するのです。
ですから本人の感覚で人生で最高の味だった何て言っていても味はデジタル化や数値化で決められないのです。
というよりそうする意味がないとも言えます。
ですが世の中やってしまえばそれを信じる向きが多いのでミシュラン星ランクだとか食べログとかやたら点数評価やらが溢れているのです。
コーヒーも豆表記にこの点数表記は当たり前に使われていますが、絶対値のはずがないのであくまで参考にとどめておくのが賢い利用法です。
とはいえ私の経験からいうと90点以上の豆は誰が飲んでもうまいというのは間違いなく、レギュラーでも84点付ける豆もあり世にいうスペシャリティという分け方がいかにあてにならないか自ら墓穴を掘っているケースも見受けられます。
残念なことは旬の物を産地で取立ての物をのを食べたいと出向いて高い旅館や料理屋の特別フェアで食べても全くうまく感じないなんてことはざらです。
やはり自分の感性を信じて常にそれを磨くということや常に心身を鍛え健康に努めてはじめてなんでも美味しく感じるという準備も大事だと感じます。