【 ローストマスター通信 】 



珈琲のプロが、そっと教える本当の話。

 ~ おいしい珈琲の法則~





賞味期限と賞味期間。

ダブル表示は、まぎらわしい。


(少々味気ない話になるが、後学のために知っておいてほしい。)




まずはじめに、


コーヒー製品の製造年月日や賞味期限は、


どのように決められているのか?




もともと、市販されている食品には、


今まで製造年月日が表示されていた。


これは食品衛生法に基づいている。


ただ、これでは


「いつまでなら美味しく食べられるのか。」が


わかりにくかった。




そこで、


製造年月日表示から → 期限表示に改正された。


これが現在の「賞味期限」のでどころと言える。




これに対して、「賞味期間」という表示も存在する。


これには法的根拠はない。


特定の販売会社が自社製品のみに限って、


賞味期間を任意に設けている。




結果として、


「賞味期限」 と 「賞味期間」のダブル表示が


ある食品も存在している。




さすがにそれでは、消費者が混乱してしまう。


そのため最近は、


「賞味期限」表示の統一が進んでいる。




で、決められている珈琲の賞味期限は、


どのようになっているのか・・・。




珈琲は、豆のままでも、粉にしても、


「12~18月」となっている。


すなわち、1年から1年半となっているのだ。




私にとって、これは信じられない期間である。


珈琲は、焙煎後、時間とともに味も香りも変化していく。


珈琲は、食品であるため腐敗してゆく。


そんなに長いはずはないのだ。




私は仕事柄、


自分の焙煎した珈琲の味わいをチェックしている。


時間の経過とともに、


味や香りはどのように変化していくのか。


それを常に、つぶさに観察している。




いかに高級な豆を扱おうとも、


どれほど巧みに焙煎しようとも、


時間経過とともに品質は低下していく。




私は、「味が落ちてきた。」と判断した場合は、


どんなに損失が出ようとも珈琲の販売を中止する。


そうでなくては、【プレミアム珈琲】とは言えない。




ありがたいことに、品質が低下する間もなく、


私の作る珈琲は売り切れてしまう。


なので私は、買って下さったお客様の手元で、


珈琲の品質を保つことに気を配っている。




賞味とは : 味を賞めながら飲むこと。


期限とは : 前もって限られている、約束の時期




珈琲の賞味期限は、焙煎後4日~3週間である。


手持ちの珈琲は、長くても1ヶ月以内には飲みきる。


これはとても重要なことなので、覚えていてほしい。




次回は、


「私がお客様にお教えしている保管方法。」


珈琲の味と香りを保ったまま、「おいしいとこ取り」ができる方法。


シンクロキーパーテクニックをお教えしたい。




■ 珈琲の賞味期限は、

  あなたが思うより、ずっと短い。



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