長野 伊那市 キネシオロジー スリーエイトの澤です。
先日、湘南でフラワーエッセンスの勉強をしてきました。
毎月１回ですが、半年間かけて昼から夕方まで勉強しています。
神奈川に行くと、当日の朝に個人セッションをさせて頂いたり、夕方から人と会ったり、時には宿泊し翌日にセッションをさせて頂いたりと、神奈川とは細いながらも縁が続いています。
長野では朝は氷点下まで気温が下がるようになり、また山の上には雪が積もっていたりと、車で４時間の距離ですが季節は２ヶ月以上も違っているように感じます。
まだ11月ですが、やはり長野は寒いです。
今回、湘南での学びの中で印象的に残ったことは
「フラワーエッセンスは誰か別の人のようになったり、憧れのあの人のようになれるモノではなくて、本来の自分に戻るためのものなのですよ。」
という講師の言葉が私の記憶に残りました。
要は、フラワーエッセンスは、成りたい自分になるための魔法の薬ではない。という意味で理解を深めました。
何となく掴んでいた感覚をキチンと言葉としてもらい、それが腑に落ちたように感じました。
（個人的には言葉にとらわれずに、理想の自分になるために使ってもOKだと思います・・・）
改めてですが簡単にフラワーエッセンスの説明をさせていただくと・・・
1930年代にイギリスのエドワードバッチ博士という医師が、花の治療薬として開発し、実際に患者に治療として処方していました。歴史でいうと80年ほど前のことです。
医師として同じ症状の人に同じ治療（医療）を施しても、治る人と治らない人がいるという事に疑問を持ち、それを探求していく中で出した結論が、
人それぞれの性格の違いや、その人の心が病んでいたり、そして魂にそぐわない生き方をしていると病気になり、健康を損なうという事に気づいたそうです。
そこで病気そのものを治すよりも、その人自身を治す事や、その人自身が癒される事が大切だと考え、身体にとって安心で安全な方法としてフラワーエッセンス療法が体型立てられました。
エドワード・バッチ博士の言葉に、
「病気に注意を払うのではなく、患者さんの人生に対するものの見方や感じ方だけを考慮してください。」とあり、それは端的にフラワーエッセンス療法の意味を表現していると感じます。
フラワーエッセンスの作られた背景をみても、その人の本来の生き方（気質）に戻るように作られました。
ですが講座の中で、
「フラワーエッセンスは誰か別の人になったり、憧れのあの人のようになれるモノではなくて、本来の自分に戻るためのものなのですよ。」
という風に伝えたのは、そのような使い方を希望する人が多いせいなのかも知れません。
でも、そのように使いたいという気持ちに私も頷けます。
私がセラピーと出会い、その初めの３年間に師事した先生たちは、皆さんがカリスマ性を持ち合わせ、そしてその業界を引張る人たちでした。
ドラマティックな講座をし、喜怒哀楽が激しくて、それがジェットコースターに乗ってる気分にさせて貰えるので、勉強することが癖になり中毒にさせてくれるような人たちでした。
今までの学生生活や、社会人生活では出会ったことないタイプで、
その強烈な先生たちの熱量のお陰で、そして波乱万丈な人生観のお陰で、私も行動することが出来て、ある程度のステージまで引き上げてもらったと感謝しております。
ですが学びを終えて自分が実践する時が来ると、その強烈な人と自分との間には大きなギャップが存在することに気付かされます。
知識や経験の差は勿論ですが、人として全然違うタイプだということです。
違って当然にも関わらず、自分もその強烈な人たちに近づかなければならない、同じように振る舞わなければセラピーが出来ないと感じるようになっていました。
ですから、自分の価値観を一旦横に置き、その人の価値観や発言を元に自分を形成し、寄せてしまう自分がいました。
学べば学ぶほど、そして近づけば近づくほど、自分が自分と遠くなっていくような感じがしていました。
本来の自分の価値観や、元々の動機というモノを尊重することが出来ずに、すごく自分でも無理をしていたなと感じます。
きっと当時の私と同じように、この業種で学ぼうと思う人の中には、自分の価値観を他人に依存してしまう人が多くいるんじゃないかと思います。
だからこそ、フラワーエッセンスを使用して、あぁ成りたいとか、こんな性格になれたらと思うのかも知れません。
特にポジティブシンキングや自己啓発、そして起業コンサルタントといった言葉が一昔前よりもうんと耳にするようになり、
また何かを成し遂げたり、キラキラ輝いている人がフューチャーされ、目立つ時代なので、特にそのような傾向にあるのかも知れませんね。
自分の価値観って何だろう？本来の自分って何だろう？
親の価値観、学校で培われた価値観、友達関係で得た価値観、社会人としての価値観、会社での価値観、そして世間の価値観。
私たちは人生の様々なステージで、自分と周囲の価値観を調和させてきました。
そんなことに全く左右されずに、真直ぐ生きてきた人は稀だと思います。
様々な価値観が働く中で上手く自分を順応させ、変化させていく過程において、本来の自分というのを徐々に見失ってしまう人が多く居ます。
特にセラピーの現場でカウンセリングをしていると、特定の層での価値観や思い癖が厚くなりすぎ、その時期を境に体調を崩したり、自分らしさを見失う人が多く見られます。
人との関わりが、病気や症状を生み出しているということを、現場レベルでヒシヒシと感じてきました。
フラワーエッセンスは、その幾層にも重ねて培ってきた価値観や、信念体系、そして思い癖を、感情の滞りを一皮ずつ剥いていき、本来の自分に戻るような療法だと言われています。
（本当は皮がめくれるような絵を描きたかったけど画力的に無理でした・・・）
私自身も、フラワーエッセンスを使用して、幾つかの層が徐々に薄らいでいくような感覚がありました。
特に、セラピストとして
・完璧でいなければならない。
・清廉潔白でなければならない。
・悩みを抱えちゃダメだ。
という思い癖はすごく強くありました。そして、その思い癖を手放していくと良い意味で肩肘張らずにセラピーが出来たような気がします。
当初は先生としてお堅い感じで仕事をしていましたが、今では随分とラフな感じで出来るようになりました。
服装もYシャツだったのがTシャツに変わりました。
思い描いてた先生像とは随分と掛け離れてしまいました。
ですが、自分にとっては今の自分は本当に身の丈にあったヤリ方なんだと知ることが出来ました。
まだまだフラワーエッセンスは500人にも達していないぐらいの経験なので、キネシオロジーのように語れるほど経験や知識や実績はありません。
ですが、それでも学ぶ度、そして使う度に、その奥深さに感動しています。
今まではキネシオロジー専門という風に自分をブランド化させていました。
そして、その他の療法のことは、極力ブログなどに書かないようにしていました。
それは自分の先生達の目や、属している団体の目や、生徒の目や、誰も何も言わないのに変に自分で自意識過剰になっていた部分があったかと思います。
でもいつの間にか、そういうのはもうイイやと思えるようになっていました。
長野でも自分がフラワーエッセンスを学べる場所や、そして自分が伝えていく場所、そして仲間が出来れば良いなと改めて思いました。
（キネシオロジーは少しずつですが輪が広がってきました。）
ともあれ、丁寧に時間をかけてゆっくりと自分のモノにしていこうと思います。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
長野 伊那市キネシオロジー スリーエイトの澤でした。
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