横浜 キネシオロジー スリーエイトの澤です。
先日横浜のルミネで、村上春樹さんの新書、騎士団長殺しを買いました。
村上春樹さんの作品は大好きで、小説、エッセイ、自叙伝、旅行記、インタビュー作品は全て読みました。
読むというよりも一時期は中毒者のようで、どこに行くときでも傍に本がありました。
ノルウェイの森、海辺のカフカ、世界の終りとハードボイルドワンダーランドなどは、5回も6回も読んだかと思います。
村上春樹さんの作中で出てくる、クラシック音楽、JAZZなどは一通りはチェックし、
それをTSUTAYAで借りたり、AmazonでCDを購入して聞いていました。
音楽の良さも違いも分かりもしないくせに
自分が上流階級者になったような錯覚を楽しみ、そんな自分に酔いながら過ごす時間を、私はささやかな楽しみにしていました。
誰にも褒められることのない個人的な趣味嗜好でしたが、それは私にとって魂の栄養として必要でした。
私は酒も飲めないのに、時折独りでバーにいきます。
人見知りなのでマスターとの会話は弾まないし、他のお客さんとも距離感を保っているのに不思議ですよね。
バーに行く要素が見当たらないのに、年に数回そのような奇妙な行動をするのも、村上春樹さんの小説に憧れてです。
自分が小説の登場人物になれるような気がするからです。
少しずつ変な世界に巻き込まれ、小説の主人公のように様々なストーリーに巻き込まれないかなという、妄想を抱いています。
現実的に、有るはずもないのですが。
そんな村上春樹さんの新書が出るのであれば、当然買うのがイチ熱狂的なファンとしての当たり前の行動です。
朝起きて歯を磨くのと同じように、そこには疑う余地はない当たり前の行為だと思います。
村上春樹さんの上下巻の長編小説が出るのは、私がセラピストになって初めてのことかと思います。
前回の長編の1Q84を読んだときは、まだ会社員だった記憶があります。確か新宿の紀伊国屋で買いました。
私は今回、おかしな事に新書をなかなか買えずにいました。
高額なセラピーの講習会を申し込むよりも悩んでしまい、あれこれと余計なことを考えてしまいました。
しかし私は意を決して、横浜ルミネの有隣堂に買いに出かけたのですが、ズラリと並ぶ本を横目にその場から離れてしまいました。
少し離れた位置で、Amazonの書評を読み、新書に対する悪評が書かれているのをみると、
「今の自分には読むタイミングではないのかな?」などと、無意味な自己工作をして安心させていました。
大好物の食べ物が目の前にあったら、遠慮して食べないという選択は絶対にしないのに、大好きな本は買おうとしませんでした。
一体、いつからだろうか。
小説をじっくりと時間を掛けて読むことに対して、罪悪感を感じてしまったのは。
服を買う事、CDを買うこともそうだ。
個人的な、誰にも文句が言われない贅沢に対して、それが罪だと感じてしまうのは何故なんだろう・・・。
私は有隣堂の店内を意味もなく15分ほどうろつき回ったあげく、そんな自分に嫌気がさしてきました。
結局私は自分の葛藤に飽き飽きし、
ルミネカードでの買い物だと10%オフであることを言い訳にし、頭の中の天秤のバランスが取れたとして本を購入しました。
小説ひとつを購入するだけで、自分に何か言い訳をしなきゃいけないことに対して、ある種の病を感じました。
一体、私はどうしたんだろう。
自由を求めて自営業になり、やりがいを求めてセラピストになったのに、やれやれという感じで情けなくなります。
先日、フラワーエッセンスの勉強に行きました。
その時、先生がこう話されていたのを思い出します。
歌や楽器を演奏する、絵を描く、踊るというのは才能がある人がやるものだと、みんなそう思い込んでしまっている。
いつの間にか、すべての事に成績を付けられ、比べてしまい、けなされ、笑われて辞めてしまうことが多いと。
しかし本来は、一人一人がアーティストであり、それを表現しても良いことを、思い出す大切さが必要と話されていました。
また芸術、美術、音楽、ファッション、インテリアなど、
自分を満たすようなものは全て贅沢品と考え、優先順位を後回しにし、自分の中の輝きを失ってしまう人が大勢いる。
と、話されていました。
そっくり、そのまま私に言われてる気がしました。
ゆっくりと時間を掛けて、上下巻の小説を読むことを、私は優先順位のかなり後に置いていました。
家族のこと、仕事のこと。
それが僕の最優先には違いありません。
しかし、本来は優先とかではなく、横一列に並んでいるものとして考えることが大切かも知れませんね。
好きなこと、そして自分を潤し満たせてくれることは、優先すべきことだったと思います。
やるべきこと。
いや、やるべきだと考えてしまっていることを後回りし本を読むことは、自分はダメ人間だと感じるのでしょうね。
何とも模範的な日本人思考ですね。僕って。
やれやれです。
フラワーエッセンスの先生いわく
そのような後回しの行為をやり続けてしまうと、魂がやせ細り、魂の栄養不足になると話されていました。
ですから、その話は妙に納得し、本を買う、買わないの子細な出来事のお陰で、自分のクセと改めて向き合うことが出来ました。
空の飛び方を忘れ、歌うことを忘れてしまったカナリアのように、自分の大切な色や潤いを失うところでした。
・アイリス
・ピンクモンキーフラワー
・マロー
おそらく、この3種のフラワーエッセンスが、自分が失いかけていた一部分を取り戻す手伝いをしてくれたんだと思います。
ともあれ私は今、純粋に小説を愉しんで読んでいるので、まだ魂の栄養は枯渇していなかったようですね。
飲めないお酒でも飲みにバーに行こう。
新書を片手に持ちながら一杯だけ飲もう。
お酒では酔えないので、自分の行為に酔いしれよう。
自分の中の金星が輝きだした、今日はそんな調子です。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました。
横浜 キネシオロジー スリーエイトの澤でした。
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