もう何年も前のある米国出張のとき
昼間は米国スタッフと本社オフィスで仕事
夜は自宅（まだ米国に家があった）で日本のスタッフとオンラインで仕事
なんてことを２週間ほど繰り返していた。
日本と米国はちょうど昼夜が反対だから
コンビニみたいに24時間稼働していた。
日本と米国を同時に立ち上げるというタイミングで、急を要する案件ばかりだったのだ。
何もかも初めての日本の社員からは
夜分本当に申し訳ないんですけどこれが分からないとオープンに間に合わないんで・・・
なんて感じで、入れ代わり立ち代わり
毎晩夜通し連絡がきたし
私はそれに対応し続けた。
日本のスタッフたちは、私の過重労働や睡眠不足を心配してくれていたようだ。
あの２週間は座って食事するなんて皆無だったし（スナックをつまんで生き延びていた）
確かに睡眠不足だった。
でも、元気だった。
（そのあと２週間だけ日本に戻り、それからまた２週間米国出張して、それからまた日本に戻った）
私には秘密があるのだ。
彼らからは私がまったく眠れていないように見えたのだが
実は私はまあまあ眠っていた。
日本側の仕事はスタッフがやってくれるから
私は質問に答えて指示を出せばよかった。
だから、いくら連絡が来ても
その連絡が終われば次の連絡まで
眠れるのだ。
それがたとえ２分でも３分でも。
いつでもどこでも眠れる私は
そんな２分や３分の眠りを繰り返すことができた。
しかも、連絡が来ればすぐ目が覚めるし
寝ぼけるなんてことはない。
（これがawakening=目覚め・覚醒）
この即睡眠と即覚醒のメリハリは
とても便利だ
（誰でも訓練すればできるようになると思う）
すぐ疲労回復できるし
いつでもスッキリしていられるのだから当然だ。
これができたので
リーマン・ブラザーズのときも（世界市場を相手に）成果を上げることができた。
夜中に起こされるの嫌じゃないんですか？
なんてよく尋ねられたが
起こしてくれるほうが仕事を保留にされるよりずっと良いから、いつでも連絡をするように伝えていた。
さて、感のいい人は
この話がどこにつながるのか、もうわかったかもしれない。
どうやったらそんなに成果をだせるんですか？
とやり方を質問される。
しかしやり方は無限にあるし
どのやり方でもやりようはある。
それよりむしろ
それを支える土台は何なのか
興味を持って欲しい。
その土台も一つではないが、
今日のテーマで言えば脱力と集中だ。
ガチガチに固くなっていれば
疲れるしスムーズに思考・行動できない。
↓
脱力大切
あいまいな意識であれば
闇夜をさまよっているようなものだ。
↓
集中（覚醒）大切
まず、
脱力できるようになる
集中できるようになる
を意識すると良い。
じゃあ、どうしたらそうなれるか？
だよね。
それはやり方だから
やはり無数にアプローチがあるけど
お勧めはまず、
● 脱力できているか
● 集中できているか
確認すること。
それによって
脱力と集中のどちらによりアプローチをかけた方が良いかわかってくる。
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では、ごきげんよう！
