Be kind than be right.
正しくあるよりも
思いやりあれ
このたった17文字アルファベットが
私の人生の指針となった。
2005年、ニューヨークで授かった言葉だ。
しかしその前から
伏線は敷かれていたのだと思う。
世界金融の最前線を突っ走っていた私は
勝ち負けの世界にいた。
誰よりも早く正解に辿り着くことで
人々を打ち負かしていた。
だからこそ
その世界に限界も感じていた。
遡ること3年半、
2001年9月11日のマンハッタン。
そこで遭遇した同時多発テロを機に
人生の舵を大きく切る準備が始まっていたのだと思う。
仕事が絶好調だった中、
リーマン・ブラザーズを退職する決意をしていた。
生後6か月の息子との時間を最優先したかった。
丁寧に仕事の引き継ぎを行い
退職は2005年になった。
その最後の出張でニューヨークに立ち寄ったとき
冒頭の言葉をいただいた。
それから7年間、
米国で息子との時間を最優先する生活をした。
裏庭の大きな家を手に入れ
サッカーボールを蹴り合った。
息子が学校に行っている間は
ヨガスタジオに行ったり
犬の散歩をしたりした。
リーマン・ブラザーズは
そんな生活を始めて3年目の
2008年秋に消滅した。
私と縁が切れた会社がその数年後に消滅する
というジンクスの一つ。
そして、不思議な巡り合わせの一例。
退職の決意を語ったとき
子育てのために高収入の仕事を諦めるのか？
と問う同僚が多かった。
しかし、大きなおまけが付いてきた。
私は2005年に退職したことで
誰よりも良いタイミングで
リーマン・ブラザーズの
ストックオプションを行使し
全財産が紙切れにならずに済んだのだ。
この時も
あの時も
そしてあの時も
毎回、守られている。
（数多くのバブル崩壊や通貨危機を無傷で潜り抜けてきた）
日本に戻ったのは2012年から2013年にかけて。
それから6年間、経営者として
次々と外資系企業に日本進出を成功させた。
しかし、雇われ経営者には限界もあった。
だから、独立は時間の問題だった。
独り立ちするとき、自分の実績を数え上げた。
- 世界金融の最前線を突っ走った
- 幾多の新規事業の立ち上げに成功した
- どの分野にも実務経験と実績がある
それらは役立つと思った。
しかし、自分の一番やりたいことは
そのどれでもなかった。
最優先にしたかったのは
一人ひとりの人生と丁寧に向き合い
人類の進化に携わること。
気持ちに寄り添い
気持ちを奮い立たせ
才能と喜びを発掘し
しかも
実務的なサポートもする
それがやりたかった。
コーチングで開業したのは2018年春。
20歳の頃から
カウンセリングやスピーチを続けているので
まったく違和感がなかった。
一年目
個人コーチングのみに特化
二年目
グループコーチングと講演会を追加
三年目の今年
コラボ活動にも力を入れ
今。時代のうねりの中、
とても大きな二つの柱が育っている。
一つは
主婦・会社員・学生のビジネスを軌道に乗せるビジネスプロデューサーとしての活動。
二つ目は
意識のチカラで人生に大変革をもたらす ヒューマンレボリュターとしての活動。
今、ビジネスにも生き方にも
その神髄が明らかになっている。
☆見せかけのテクニックでない
ビジネスへの取り組み
☆気休めの精神論でない
人生との取り組み
しかも、それらが
見事に交差している。
これまでの常識とは大きく違うが、
それを勇気と信頼をもって受け入れたものが未来を切り開く。
これまでの時代や社会に感謝しつつ
勇気と信頼をもって
新しい時代を作っていこう。
その後押しができると
心から信じている。
どうぞ、よろしくお願いします。
カインドスペースタイム
代表 阿部隆行
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