高校の卒業式
トムが高校を卒業しました!![]()
長いようで早かった
まずは、思い出話から。。。
すんません、今日も長そうです。笑
7歳手前でドイツ語ゼロでドイツに来て、ドイツ語の補講ゼロ、学校の宿題を見てもらった経験もほぼゼロ(くまさんには見てもらったことがない)
小学校2年生後半くらいで、やっと他のドイツ人の子に追いついてきた。
小学校3年生の時、ザッハクンデという教科で学年一位になったこともあったな。よく頑張った。
その後、無事ギムナジウムに進学。
この時、ギムナジウムに進学できなかった子のドイツ人ママから、親子ともにかなり意地悪されました。先生もあきれる意地悪の仕方で、先生悪くないのに、先生が謝罪に来たこともあります。
そして、ギムナジウムで、第一外国語ラテン語という選択をしたトム。
当時私の周りのドイツ人や外国人友達がトムの言語選択について、散々言ってきました。
「あんた息子にラテン語習わすの?あんなの死語よ。誰も使わないわよ。それに覚える事大量にあるのよ。私の知ってる人はラテン語で落第して転校を余儀なくされたわよ。あなたドイツ語もままならないのに、あなたの子がラテン語なんて無理よ。悪いこと言わないから変えた方がいい。」
皆トムがドイツに来て3年半足らずでラテン語を学ぼうとしていることに、なぜかご立腹でした。
確かに大変だったし、ずーーーーっと留年との闘いでした。
そのたびに、お友達の旦那さんにすがり、1回教えてもらっただけで次の試験が上がり留年を免れるという奇跡を毎年経験しました。
そして、無事ラティーヌム取得!
正直、6年の時から、毎年「今の成績だと留年しますよ」のお知らせをもらっていました。
はい、9年生までもらい続けました。
が、毎年彼の努力と運を味方につけて進級
高校生になると、そんな紙もらってきませんが(義務教育じゃないので)、高2年の時、試験のたびに体調不良が続き、成績悪化でトムに、もう一年していいんだよっていいました。だってアビの成績って大切って聞いてたから。(アビの成績は高2と高3が大切)
が、数学の先生が大好きだから、成績がギリギリでもいいからそのまま進級したいと言って高校生活をつづけました。
トムは、この数学の先生に助けられました。
トムは物事の見方がちょっと変わっています。教科書の与えられた問題を解くのではなく、間違いを探す。
そして、なぜこの問題が解けないかを証明するのが好きなんです。
これ試験でもするんですよね。だから点数もらえないんだけど、本人は大満足です。
皆、なぜ解けるかを証明するんだけどね。。。
けどね、こういうトムの発想を理解してくれる人が本当にいないんです。
あと、問題の解き方もトムは他の子と違うそうで、今回の卒業試験、答えはあってるけど解き方が先生理解できなくて、他の数学の先生に聞いて、トムの解き方を理解したといいます。
普段何気に生活してる中でも、あれ?この文 数学的におかしいと思うと、写メして数学の先生に送ります。
トムの事を理解してくれてる先生が、学校に数人いる事は嬉しいことです。
でも反対に嫌われていた先生も多々います。こっちのが多分多い。
二人の先生と喧嘩して、一度トムの問題は教育委員会にまで話がいきました。
嫌われると最後です。数学や物理のように答えが決まっている理数と違って、文系は先生次第で答えが添削できる。
さらにドイツは口頭評価が通知簿の50%を占めるため、いくらペーパーでいい点とってきても、口頭で落とされます。
トムの授業態度にも問題アリだと思いますが。。。
それでも、無事卒業試験通りました。
今年はコロナの影響で、全学年が一緒に卒業式をすることはできず、4つのグループに分かれてしました。
今年は卒業生が136人だったかな? なのですが、卒業試験で1,0をとった子が11人いました。
そして、うち5人はトムの数学コースからです。
ちなみに、最高得点は0,7ですが、1,0以下の数字は皆1,0になります。
トムのクラスの女子が0,7だったようです。
定年を控えた担任の先生が言ってた
「今までこんなに優秀なクラスを持ったことがない。このクラスは本当にすごいんだよ。本当に皆よくできる子たちだった」って
そんなクラスにいれて幸せだったね。
卒業式の後、担任と写真を撮りました。
先生がトムに、「マテカフェ(という数学部屋がある)で、よく二人で色々な話をしたよね。あれは忘れないよ。」って言ってた。
学校の先生には合う合わないがある。
本当に相性がある。
トムは最後の最後に素晴らしい先生に出会えてよかったと思います。
卒業おめでとう!
ドイツのギムナジウムを留年せずに卒業できる割合は約60%と言われています。
トムたちの学年は入学式の時180人でした。その後留年転校して行った子、留年して入って来た子などなどがいて、今の140人弱になりました。
卒業式の翌日、彼女と一緒に大学申し込みを済ませ、学生アパートにも申し込みましたが、キャンセル待ちリスト1300番って。。。
アパートどうなるかな~
大学は正式に席もらいました。
これからが、彼の道の始まりです。
大学入学は入口にしか過ぎないから。
これからは彼が自分で道を切り開いていくことでしょう。