2024.6.16(日曜日)



卒寿記念の展覧会、高橋真琴展「メルヘンの小部屋」。
5年ぶりの、夙川の「ギャラリー小さい芽」での開催。
何とか最終日に行くことができました。
卒寿記念ということは、今年で90歳になるんですね。
今回の個展には、体力的な負担を考慮して来られませんでしたが、今も現役でいらっしゃるのは喜ばしいです。
最近、関西ではあべのハルカスで開催されていた展示会。
今年は卒寿を記念して、秋に梅田の阪急百貨店で開催される予定だとか。
楽しみです😄。
基本的には展示作品は全て販売されるのですが、ほぼ完売していました。
個展用に描かれた絵だけではなく、雑誌の原稿画が多かったです。
雑誌だけでなく、ノートやスケッチブック、鉛筆のパッケージなどの文房具の原画もありました。
文房具の原画はショウワノート、ミドリ、クツワ、倒産して今はないコーリン鉛筆向けに描いていました。
お客さんの主流は少女時代を真琴グッズと過ごしたと思われるアラフィフからアラカンの女性たち。
友達同士(たぶん)で来ているお客さんも多かったです。
懐かしい絵を前にしたら盛り上がりますよね。
高橋さんは一昨年から、過去の原画を徐々に売却しているそうです。
これまでは千葉県佐倉市の高橋さんのアトリエで保管していたが、昨今の頻繁な天災などから一か所で保管するより多くの方に所持してもらったほうが作品の継承のためにも良いのではないか、という考えからです。
確かに、将来のことを考えると、小さなアトリエで多くの作品を保管しておくのは大変だろうと思います。
でも、作品の多くが個人蔵になると大規模な展覧会など開いたとき、どれだけ借りられるのか、なんて心配になったりします。
作品の著作権は、売却後も高橋さんに帰属します。
一方で、終活と思えないこともありませんが。
高橋さん100歳まで現役でいたいと思っているので、そんな意識はないと思います。