ニュージーランド🇳🇿が2023年1月に施行した、子どもが紙巻きタバコ🚬を生涯吸えなくする法律が廃止されました。
議会が2月28日、タバコ廃止の法改正を元に戻す法案を賛成多数で可決しました。
世界初の試みは1年余りで幕を閉じることになりました。
昨年の政権交代で発足したラクソン国民党政権は、アーダン元首相が主導した改革を次々と撤回しています。
ラクソン氏は、法改正前から喫煙率は減少を続けていると強調していました。
タバコ販売を禁止すれば「闇市場」拡大の弊害もあるとしました。
政府として喫煙率を下げる方針に変わりはないとも主張していました。
これって、禁酒法時代のアメリカと同じではないでしょうか。
禁酒法時代のアメリカでは酒の闇市場が拡大、アル・カポネなどのマフィアが暗躍して荒稼ぎをしました。
その結果、禁酒法が廃止されました。
一方、イギリス🇬🇧では、予防可能な死因の第1位が喫煙であり、毎年8万人以上が喫煙関連だったことから法規制を強めていました。
そして2024年4月16日には、2009年生まれ以降の者は生涯にわたってタバコを購入できないとする法案を下院で可決しました。
それも賛成386、反対67という大差でした。
2022年にニュージーランドで成立していた、タバコ廃止の法律が廃止されたため、施行されるとイギリスの法律は世界で最も厳しいものになりそうです。