日本国内で男性の最高齢だった112歳の男性が死亡したことを受けて、新たに男性の最高齢は110歳の神奈川県厚木市に住む涌井冨三郎さんになったことが分かりました。
厚木市によりますと、3月31日に市内に住む涌井冨三郎さんが国内で男性の最高齢になりました。
涌井さんは1913年(大正2年)の11月28日生まれで、現在110歳です。
厚木市の山口貴裕市長は「大正、昭和、平成、そして令和と、激動の時代を歩んでこられた涌井様に、心から敬意を表しますとともに、これからも健やかに過ごされますようお祈り申し上げます」とコメントしました。
これまで男性最高齢だった千葉県館山市に住む薗部儀三郎さんが112歳で亡くなったことで、涌井さんが男性の最高齢になりました。
薗部さんが死亡したことで、国内で明治時代に生まれた男性はいなくなりました。
涌井冨三郎さんが生まれた大正2年は7月に現在の宝塚歌劇団である「宝塚唱歌隊」が結成され、11月には徳川最後の将軍・徳川慶喜が亡くなっています。
私の子供の頃は、大正生まれの人はまだ現役世代もいて、明治生まれの人も多く健在で、それどころか江戸時代に生まれた人もわずかながら生きていました。
私の祖母が今も健在なら、現在100歳(1923年(大正12年)11月10日生まれ)です。
再来年には大正生まれの人が全員100歳以上になります。