帝國海軍二等輸送艦第101号 ジオラマ04 | Model world

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素晴らしい模型の世界に魅せられました。

1/700 タミヤ

大日本帝國海軍 二等輸送艦101号型『第101号』1944年10月28日

 

2等輸送艦101号型『第101号』をジオラマで再現します。

 

 

ところで。

 

あまり個人の趣向を晒すのはアレですが、昨日雑談していて、好きな日本人俳優って誰?って話になった時に、私が挙げた俳優は4人+1人いました。そのご紹介です。

 

私の好きな俳優さんは今4人。

 

・北村 一輝さん

・新井 浩文さん

・青木 宗崇さん

・田中 泯さん

 

北村さんは、あの永遠の深みを発する眼力に魅かれ、新井さんは実刑判決受けてしまいましたが、出身どうこうというより、演技が好き。青木さんは性格から演技からなんでもお気に入りだし、田中泯さんはあのしなやかなダンスをされる方とは思えないギャップある演技にノックアウトされてます。

 

鬼籍入りされてしまいましたが、「多羅尾 半蔵」という甲賀忍者と伊賀忍者のキマイラ的な空想人物役(影の軍団II)で人気を呼んだ

 

・千葉 真一さん

 

は、ほんっとうに好きでしたね。殺陣のシーンでは右に出るものはいない、流石JACです。カッコよかった照れ

 

鎖帷子(くさりかたびら)の端の額には、『黒い三連星』という甲賀忍者で有名なトレードマークが着いています。ご推察の通り、ドムの原点ですね。だからドムが忍者カラーということもあります。

ちなみにモデルの忍者 多羅尾 光俊(たらお みつとし)は、甲賀出身の在郷武士であって、本能寺の変の際、徳川家康を伊賀越えさせて援けた方です。いわゆる甲賀忍者(甲賀衆)の棟梁的な方でした。それを伊賀忍者の棟梁に仕立てる東映は流石です。

 

 

 

 

 

 

 

話は戻ります。

前回はこのヤシの木を1本作ってみました。

 

現地の揚陸地点の写真がNHKのレイテ島の戦闘特集に出ていて、それを転載すると、

(C)NHK

こんな感じで、砂の色も海の色も、OKベイベーなリサーチであることは申ことながら、ヤシの木の森が、

これでも全然いけることも判り、上機嫌なところでした。

 

駄菓子菓子。

 

戦闘詳報に次の表現があります。

 

『雨の様に降り注ぐロケット弾。焼けて黒焦げになって地形があらわになった景色』

 

これは11月初旬(リモン峠の激戦開始時)の戦闘詳報にも出てくる表現ですが、10月下旬多号作戦第1次の第2船隊の際はどうだったのでしょうか。

 

鎮魂の為にも出来るだけ正確に表現して差し上げたいと思いますので、しっかり押さえておきたいところです。

 

先般記事にした考察記事の多号作戦第2次。

1944年11月1日に行われたこの第2次輸送作戦は、完璧と言ってよいほど成功をおさめ、帝國陸軍第1師団1万3,000名の兵力が一気に上陸しています。

 

同じNHKのレイテ島戦闘特集には、その際(多号作戦第2次)の写真がありました。

(C)NHK

この貴重な1枚には多くの情報があります。

・砂浜であること

・多号作戦戦闘詳報にある桟橋が写っていること

・桟橋は見た感じ無傷であるように見受けられること

・桟橋の上にも多くの兵士が認められる為、損傷が無い証左であること

・大発(上陸用舟艇)が2隻写っており、そこに兵士が写っていること

・大発は最も近くのセブ島から来た記録は無いこと

・そうすると大発が1等輸送艦から発艦していると考えられること

・写っているいすゞTX-40トラックの傾斜角から砂浜の斜度がわかること

 (結構急で7~8度と推定してジオラマでもそうしています)

 

御託を並べましたが、つまり言いたいことは桟橋が無傷なのに、ヤシの木の森が焼き払われている可能性は低い、ということ。

 

この写真が写っているところからは、少し沖に残骸を晒している2等輸送艦第101号が絶対に見えているはずです。写真の影の着き方から、この桟橋のある所が以下写真

のイピルナショナルハイスクールのある街付近だとすると、2等輸送艦第101号は、少し北西側の砂浜沿いにその残骸を残していると推定いたします。第2次の写真近辺で撃沈されているとしたら、同じ場所に揚陸することはできないはずなので、他の場所であることが妥当と考えられるからです。

 

いずれにしても、2等輸送艦第101号はイピル北西側の砂浜(以下写真)に接岸したと推定します。

ここら辺ですね。

海岸直前まで迫る森。木はヤシの木がほとんどですが、ブッシュがあること。ブッシュは当然ヤシの木ではないので、何らかの草や低木であることでしょうか。

 

ヤシの木は、通常のヤシの木より大きな感じで、5~6mありそうですが、前回の計算通り、1/700では凡そ6~8mm以内にしないとオーバースケールになります。

 

ここまでリサーチすれば、あとはジオラマ表現で真似するだけです。

 

息子の高校時代のものをもらったアクリルガッシュを使います。

 

兎に角、実際の当地の海の色を再現してみます。

なかなか深みのある海の色だし、内海なので波も相当穏やか。

 

 

砂浜はグレーでも少しサンドイエロー掛かっている感じ。

 

わざと斑を作ってみましたが、海の色はもっと青いし、砂浜はもっと暗い色でしょうか。

 

海水表現すれば少し青くなるかな。

 

また乾燥期間に入って乾いたらいよいよ海水表現です。

 

深さ1/3の範囲に、クリアブルーのレジン液を流しました。

 

これが乾燥したら次のレジンを流して、と3回程に分けて継ぎ足していきます。

 

では。

お休みなさい😴💤

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ということで3/12~3/18で現地取材に行ってきます。

はい、そこ、本当はただ遊びに行くだけだろ、とか図星なことは言ってはいけません口笛