1/2200 反地球連邦軍エゥーゴ強襲宇宙巡洋艦『アーガマ』
無敵鋼人『ダイターン3』に登場する予定だったホワイトベース。
ホワイトベースの全長は250mと設定されている。
戦艦大和が263mであったのだから、我が帝國海軍の誇る超ドレッドノート級戦艦大和がいかに大きなものであったかが判る。ちなみにその残骸から出てきた宇宙戦艦ヤマトは設定画度々変わったものの、凡そ400~500m程度でなければ辻褄が合わない。
それはさておき・・・
昔アルプスの少女ハイジの乗るブランコの速度(時速約255km/h)を計算した者によると、ガルマ・ザビが特攻した際に『雨天野球場』に隠れるシーンがあったが、それからすると約120~150mであることが判明している。
更にカマリア・レイに対し『お子さまをお預かりします』と敬礼して立ち去るブライト・ノアの背景のホワイトベースは、ブライト・ノアの身長を仮に180cmとした場合、三角法から想定すると全長は約1.5km以上に至り、あのマクロスよりも巨艦であることも判っている。
状況によって大きさを変えられることができる、未来の変形金属をふんだんに使ったホワイトベースだが、艦内で人口重力を発生させるために回転カーゴを内部に所有しており、曲面の曲率も大きく、歩き辛いだろうが人口重力を発生させるに充分な説明を与える意味で革命的な設定をしている。しかもあの時代にだ。
これは今までの常識を覆し、より科学的に描いていこうとする制作側の意欲が十分うかがえるものであり、評価したい。
今では糞バ〇ンダイに凌駕されてモノ言えない制作側と異なり、リアルロボット路線で行きたい、という当時のメインスポンサーであった玩具メーカークローバー(現在は倒産)の意向が強かったと言われている。
残念ながら時代はリアル路線を受け入れず、機動戦士ガンダムの後継番組であるトライダーG7で再びクローバーは息を吹き返したが、更に後日放映された聖戦士ダンバインの不調で止めを刺されて倒産したのだった。
皮肉なことに、不人気で打ち切りたダンバインでさえ、後日受け入れられるようになろうとは。
ガンダムもジワジワと時間を経て人気を博し、今に至ったのは周知の通り。
その甘い汁を吸い続けるバ〇ンダイはまるでハイエナの様だ。
あいや、話はずれた。
その回転カーゴモジュールという画期的な仕組みを持っていたホワイトベース。重力を発生させることのできない艦橋でブライトがコツコツとブーツの足音をたてるシーンがあるが、あれは、ブライトの腹話術なのだ。
そういう話ではなく、前置きが超長くなったが、その回転モジュールという発想を受け継いだのが、後継である強襲宇宙巡洋艦『アーガマ』である。
rokuさんは、その居住区を回せと仰せだ(笑:と受け止めた!)
遠心力をより大きくするためにアームのさきっぽに居住区をつけてぶん回すというやり過ぎくらいなリアルな設定。
それを実行するかどうかは判らないが、前から見ると非常に面の面積が少なく、非常に被弾経避に優れたデザインとなっている。
これは、富野翁が、ホワイトベースが簡単にドップに撃墜されることに気付いてしまい、アーガマでその欠点を徹底的に省く様デザインに首を突っ込んだ為と言われている。
当時の翁は、シャアの罠にはまって北アメリカに出てしまったホワイトベースだが、ガルマの迎撃にどうストーリーづけるかかなり苦労したようで、どうオチを着けてもホワイトベース轟沈に至った話は知っている人には知られている様だ。
ガンダムに空中戦をやらせる、と投げやり的に繋げて首の皮を繋げたホワイトベースだったのだ。
アーガマにデザイン的に上下があるのは仕方ないとして、結果的に後世に至り、カトキハジメによりスクイード級やアマルテア級、カリスト級、シノーペ級などの傑作デザインに繋がっていくと考えるといかに洗練されたデザインであったかが判るであろう。
ちなみにJAXAの頭の良いおじさん達は、スクイード級やアマルテア級は、ガンダムワールドの中で最も現実的実用性が高いものと実際に評価している。酒の肴の話では合ってもいつも彼らは真剣に科学的に評価してくれますから。
一方でバ〇ダイに無理難題を言われた富野翁は、真逆のデザインで「非リアリティ度」では突出したデザインであるアドラステア級やラステオ級などの艦船を本編に登場させている。
冨野翁の必死の抵抗の跡としてあまりに有名な話。
ながーい前置きが続いてしまうのが横道にズレすぎるからなのだが、そんなアーガマである。
モビルスーツの運用には、何と8機可能となっている。
格納庫は2層構造となっており、私の本編での確認する限りでは最大4種類のモビルスーツの運用を行っていることから、恐らく運用量の倍のモビルスーツを補用含めて格納しているであろう。
後半は、Z、リック・ディアス、メタス、ネモ。
前半は、Mk2、リック・ディアス。
(おまけ)アーガマではゲルググの外装を纏ったネモも登場している。
あ、百式忘れてた…
さてそんな洗練されたデザインのアーガマだが、前回は艦橋周りを弄った。艦橋の変形ギミックを残してしかもこのままでの改装はなかなか厳しかったのは言うまでも無い。
本日はそんな表面になんらディティールの無いところへそこそこな情報量を追加し始めてみた。
アーガマは特にこの斜め後方からの眺めが美しい。
では。
お休みなさい😴💤