KINAN Cycling Teamにとって大切な、大切なホームステージ。

ツアー・オブ・ジャパンいなべステージは、年間を通して地域交流を続けてきたチームにとっても、集大成となるレース。

ファンのみなさんとチームの思いが1つになる、そんな1日でした。

 

改めて、いなべステージでの応援にチーム一同心から感謝しております、本当にありがとうございました。

みなさんのパワーをわれわれはしっかりとキャッチしました。

残るステージで必ず素晴らしい報告ができることをお約束します。

 

それでは、いなべでの第3ステージのレポートをお届けします。

レポートは、5月22日付のメディアリリースからの引用となります。

 

熱い応援をしてくださったファンのみなさんと記念撮影

 

---

 

ツアー・オブ・ジャパンいなべステージ

KINAN Cycling Teamが誇るホームステージでチーム力をアピール

22 May 2018

 

●ツアー・オブ・ジャパン(Tour of Japan、UCIアジアツアー2.1)

第3ステージ いなべ 127km

 

●KINAN Cycling Team出場選手

マルコス・ガルシア

山本大喜

サルバドール・グアルディオラ

トマ・ルバ

中島康晴

新城雄大

 

KINAN Cycling Teamが世界に誇るホーム、いなべステージ。

ツアー・オブ・ジャパン3日目となった5月22日は、チームにとって前半戦のヤマ場となった。

美しい自然とはるか遠くを一望できる景色、そしてファンの熱狂と、日本国内最大級のレースにふさわしい盛り上がりを見せた1日は、トマ・ルバのステージ5位を筆頭に、マルコス・ガルシア、サルバドール・グアルディオラが上位フィニッシュ。

期待されたステージ優勝には届かなかったが、チーム力を証明し、残るステージへの希望を膨らませた。

 

三重県最北端に位置するいなべ市を舞台に行われた第3ステージ。

三岐鉄道北勢線の終着駅である阿下喜駅前をスタートし、阿下喜温泉前をパレード、その後1周14.8kmのサーキットコースへと入るルート。

サーキットは8周回とその前のパレードを含め、この日の総距離は127km。

注目は周回前半に設けられる最大勾配17%の激坂区間と、その後のテクニカルなダウンヒル。

そして、周回残り1kmを切ってから始まる急坂“イナベルグ”が選手たちの真の実力を試す。

 

20日の開幕以降、順調に戦いを進めるKINAN Cycling Teamは、この大会が定めるホームチームとして上位進出を狙うとともに、今後のステージにつながる走りに集中。

また、年間を通して同地でサイクリングイベントや小学校での交通安全教室など、地域の人々との交流を深めてきた。

その集大成となる1日であり、「自転車の街いなべ」をチームの活躍からアピールする役割を担った。

 

阿下喜駅前のスタートラインに並んだ6選手。ホームチームとして最前列に位置した

 

レーススタートに先立ち行われたセレモニーでは、日沖靖・いなべ市長、鈴木英敬・三重県知事の挨拶に続き、中島康晴がチームを代表してコメントし活躍を誓った。

そして迎えたパレードスタート。鈴木知事、日沖市長の先導に続き、出走ライダーもコースへ。

KINANメンバーがプロトンの先頭に立って、アクチュアルスタートを目指した。

 

スタート前に挨拶を行なった日沖靖・いなべ市長

 

スタート前の挨拶でレースの盛り上がりを約束した鈴木英敬・三重県知事

 

鈴木英敬・三重県知事、日沖靖・いなべ市長を先頭にパレードがスタート

 

KINAN Cycling Teamの選手たちを先頭にパレード走行

 

3.1kmのパレードを経て始まったレースだったが、約1km進んだところでメイン集団に大規模な落車が発生した。

集団前方から次々と選手たちが地面にたたきつけられた中に、山本大喜と新城雄大も巻き込まれてしまう。

山本は早々に集団復帰したものの、新城は一時5分以上の遅れとなるが、少しずつタイム差を縮めて集団へと戻った。

 

落車から集団復帰し、急坂区間を進む新城雄大

 

この間、レースはサーキットコースへ。

2人の逃げが容認され、メイン集団はバーレーン・メリダがコントロールを開始。

その後ろにKINAN勢が続き、次なる動きに備える。

 

メイン集団前方に位置する選手たち

 

序盤・中盤と形成に大きな変化はなく、逃げとメイン集団とのタイム差は1分前後で推移。

6人全員が前方を固めて、たびたびやってくる急坂区間や難所をクリアしていく。

やがて集団のペースが上がると、逃げる2人との差はみるみるうちに縮まっていく。

結果、6周回目に逃げグループを吸収。

それからもバーレーン・メリダのレースコントロールは変わらず、残り2周回へと入っていった。

 

KINAN勢は前方をキープするトマ、マルコス、サルバドールのほか、中島も3人のケアに従事。

さらに、山本と新城も落車のダメージを抱えながら粘り、最終周回へと突入した。

 

いなべステージ名物「イナベルグ」を進むトマ・ルバ

 

いなべステージ名物「イナベルグ」を上るサルバドール・グアルディオラ

 

「イナベルグ」を上る山本大喜

 

「イナベルグ」を上る新城雄大

 

集団ではチャンスにかけてアタックが頻発したが、いずれも決定打には至らず。

KINAN勢もトマ、マルコス、サルバドールが好位置を押さえる。

そしてスプリント。

フィニッシュラインに向けて上り基調のレイアウトで、4選手が抜け出して優勝争い。

その後ろからトマとマルコスが続き、6位と7位を確保。

さらにはサルバドールも同集団で12位と続いた。

 

6位でフィニッシュしたトマ・ルバ

 

トマ・ルバに続いてマルコス・ガルシアが7位でフィニッシュ

 

12位でフィニッシュしたサルバドール・グアルディオラ

 

最終局面で至るところに中切れが発生したが、総合成績を視野に入れるKINAN勢3選手はしっかり走り切った。

これにより、個人総合順位が上昇し、チーム最上位の10位にマルコス、11位にトマ、13位にサルバドールとした。

さらに、チーム総合でもトップから5秒差の3位に浮上。

狙っていたステージ優勝こそならなかったが、チーム力をホームタウンのファンに示すことができている。

 

いなべ市梅林公園にはたくさんの観客が訪れた

 

そのレース後には、選手・スタッフがポディウムに登壇し、熱烈な応援への感謝と、残るステージでの上位進出を約束。

また、主会場となったいなべ市梅林公園には、チームのサプライヤーである、「YONEX」「アイ・アール・シー 井上ゴム工業」「(株)和光ケミカル」「(株)ディッセターレ」「ウィンクレル(株)」の各社が出展し、レースに訪れた人たちに向けて製品の紹介やブランドアピールを行った。

 

レース後、ファンに向けて挨拶を行なった選手・スタッフ

 

さらに、KINAN Cycling Teamもブースを設置し、今後のレースに向けて調整を進める山本元喜と雨乞竜己のほか、鈴木新史アドバイザー、NPO法人「SPORTS PRODUCE 熊野」からもスタッフが参加し、会場の盛り上げに一役。

チームグッズの販売なども行われ、一部商品が完売となるほどの盛況ぶりだった。

 

ブラッキー中島さん主宰のウィーラースクールに山本元喜と雨乞竜己もゲスト参加

 

いなべ市梅林公園に設けられたKINAN Cycling Teamブース。グッズ販売や選手との交流で賑わった

 

23日に行われる第4ステージから、大会は中盤戦へ。

岐阜県美濃市を舞台に、同市の名所「うだつの上がる町並み」からパレードスタートしたのち、1周21.3kmのサーキットを6周。

計139.4kmは、今大会の最長ステージ。

ロングストレートや直角コーナーなど、多彩なレイアウトが特徴で、レース全体を通しておおむね平坦。

これまではスプリントで勝負が決することが多いが、今年は果たしてどのようなレース展開となるか。

KINAN Cycling Teamは、逃げやスプリントなどあらゆるレース展開を想定しながらチャンスをうかがっていくことになる。

 

 

ツアー・オブ・ジャパン 3ステージ結果(127km

1 グレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ) 3時間11分57秒

2 マルコ・カノラ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニ) +0秒

3 イアン・ビビー(イギリス、JLT・コンドール)

4 窪木一茂(チーム ブリヂストンサイクリング) 

5 サム・クローム(オーストラリア、ベネロング・スイスウェルネスサイクリングチーム) 

6 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +3秒

7 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) 

12 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team)

47 中島康晴(KINAN Cycling Team) +2分41秒

56 山本大喜(KINAN Cycling Team) +4分20秒

75 新城雄大(KINAN Cycling Team) +7分48秒

 

個人総合時間

1 グレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ) 6時間4分24秒

2 マルコ・カノラ(イタリア、NIPPO・ヴィーニファンティーニ) +5秒

3 イアン・ビビー(イギリス、JLT・コンドール) +9秒

4 サム・クローム(オーストラリア、ベネロング・スイスウェルネスサイクリングチーム) +17秒

5 岡篤志(宇都宮ブリッツェン) 

6 ミッヘル・ライム(エストニア、イスラエルサイクリングアカデミー) +18秒

10 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +26秒

11 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 

13 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 

42 中島康晴(KINAN Cycling Team) +3分2秒

54 山本大喜(KINAN Cycling Team) +5分37秒

65 新城雄大(KINAN Cycling Team) +9分5秒

 

ポイント賞

1 グレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ) 49pts

7 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) 16pts

 

山岳賞

1 小石祐馬(チームUKYO) 10pts

 

チーム総合

1 チームUKYO 18時間14分25秒

3 KINAN Cycling Team +5秒

 

 

●選手コメント

 

・トマ・ルバ

「スプリント勝負としては惜しいものとなったが、長く続くレース全体を見通せば上々の内容だったと思う。総合成績と明日のステージが楽しみに感じられるものとなった。

 

いなべステージは昨年以上の盛り上がりで、チームにとっても素晴らしい1日だった。その甲斐あって全力を尽くすことができた。

 

美濃ステージはスプリントで決することが多い。個人的にはその先に控える山岳ステージを意識しながら、コンディションのキープに努めたい。チームとしては中島のスプリントで勝負しながら、トラブルやクラッシュに細心の注意を払いながら走りたい」

 

出走サインをするトマ・ルバ

 

 

【Gallery】

 

前夜は三重県いなべ市・青川峡キャンピングパークに宿泊。おしゃれなコテージと溢れる自然で選手たちはリラックスできた

 

お世話になった青川峡キャンピングパークのスタッフと記念撮影

 

手作りの横断幕に大喜びの山本大喜。ファンとともに記念撮影

 

KTテープで足底へのアプローチ

 

KTテープの効果に満足というマルコス・ガルシア

 

MINOURA製ハイブリッドローラー「FG540

 

MINOURA製ハイブリッドローラー「FG540」でウォーミングアップするのは山本大喜

 

カメラに目線を送るマルコス・ガルシア

 

阿下喜駅内に貼られるポスターともに収まる中島康晴

 

KINANファンの応援を受けながら選手たちが走る

 

メイン集団内でレースを進めるサルバドール・グアルディオラ

 

無事にステージを終えて笑顔を見せるサルバドール・グアルディオラ

 

レースを振り返る中島康晴とトマ・ルバ

 

レース後のステージで挨拶に立った加藤康則ゼネラルマネージャー

 

力作の横断幕にサルバドール・グアルディオラも大喜び

 

サプライヤーブース訪問、アイ・アール・シー 井上ゴム工業さま

 

サプライヤーブース訪問、DISSETARE Aroma Sportsさま

 

マッサージスティックを手にセルフマッサージ

 

サプライヤーブース訪問、NORTHWAVE ウィンクレル(株)さま

 

サプライヤーブース訪問、WAKO'Sさま

 

サプライヤーブース訪問、YONEXさま

 

応援に駆けつけたファンとともに

 

KINAN Cycling Teamブースで記念撮影

 

スリランカ Tカップ個人総合優勝を記念して作られたイラストにご満悦の中島康晴

 

笑顔で出走サインに臨む山本大喜

 

出走サインを行うサルバドール・グアルディオラ

 

出走サインを行う新城雄大

 

山本大喜はウォーミングアップを前にサムライヘアーに仕上げる

 

スタートラインについたサルバドール・グアルディオラ

 

スタートラインについた山本大喜

 

スタートラインについた新城雄大

 

スタートを待つ中島康晴の表情

 

中島康晴はファンの声援に応えながらフィニッシュへと向かう

 

落車トラブルを乗り越えてフィニッシュした新城雄大。顔に傷を負った

 

いつまでも声援が鳴り止まなかった

 

 

Report, Photos, Edit: Syunsuke FUKUMITSU

 

メディアリリースのダウンロード

20180522Tour of Japan_st3_.pdf