23.私、副島隆彦は、あのとき、日本国内から、「憲法を改正して、軍備をもっと持つ。核兵器もアメリカと×共同保有する」という議論は、消えて無くなった。
広島、長崎の原爆破裂後の放射能の雲散霧消のように、と、私は、極めて冷静に判断している。
今の日本人は、誰も、戦争なんかしたくない。
どんな、反共右翼の、ごろつきのような、生来の暴力団体質の男たちであってもだ。
維新の会の真実の指導者は、竹中平蔵なのだが、こいつが日本のディープステイトの代表だ。
そして資金源は、笹川財団だ。
だから維新の会は、自民党内の、岸信介以来の直接の統一教会の会員たちである、安倍晋三の派閥の議員たちとは、ちょっと毛色が違う。
2月24日と、27日に、日本のムッソリーニ―だったはずの、橋下徹(はしもととおる)が、「おまえたち維新の会の議員たちは、偉そうなことを言ってないで、ウクライナに義勇兵で行って戦え」と言い放った。
ところがこのあと「お前が行け」の嵐(炎上)が、起きた後、橋下が、「僕は、勇気がないから(ウクライナには)行きません(僕は、政治家でもないし、国民の代表ではないから・・)」と言った。
この時、すべてが決した。
この日本右翼の、若手の頭目にして、この程度だ。と、バレてしまった。
4月に入って、維新の会は、橋下徹と縁を切る、創立者としても、党とは無関係、と決めたらしい。
24.ところが、その翌日(2月28日)に、安倍晋三と橋下徹は、アベマTVに出て、「日本も核シェアリングを議論しなければいけない」と言った。
これで、日本も核兵器(nuclear weapons ニュークレア・ウエポンズ)を持たないと、国を守れない、の議論が大いに始まったかのように見える。
それはウソだ。
反対に、崩壊したのだ。
なぜか。
ちなみに「核(原子力のこと)」のnuclear は、〇 ニューク「レ」アの方が、× ニューク「リ」ア よりもカタカナ表記として優れている、と、私が決断する。
私、副島隆彦が、こういうことを書くと、本当に、そのように次第次第に変化するようだ。
そういう影響力を、今の私は持っているらしい。
この ×「核シェアリング」(核の共有)という英語はそもそも存在しない。
だから、日本国内でしか通用しない議論だ、と、私が、7本目(3月25日)の中で書いた。
そうしたら、本当に、この愚劣な「核シェアリング」(アメリカ様 の核兵器を、日本と共有しましょう)という、議論そのものが、ほぼ消えた。
本当に消えた。
事情を知らないアホの専門家を除いて、消えた。
まだまだ、この後も騒ぐだろうが、どうせ、元気が出ない。
これは、私の業績となる。
25.自民党の安全保障部会で、委員長の宮沢博行(みやざわひろゆき、1975生。47歳 )という、安倍派から出て来た若い議員なのに、小野寺五典(おのでらいつのり)らと新防衛族を作って、「非核3原則を、我が国は、堅持する」と言い切った。偉い。
それに対して、あの自衛隊上がりのヒゲの 佐藤正久が、どのように、もごもごと、ロシアへの制裁を強化しよう、と画策して、国内言論を扇動しても、おそらく、佐藤は自民党内でも、浮き上がって孤立している。
日本の政治家たちも、そうそう馬鹿ではないのだ。
こういう世界的な重大事件が起きると、皆、真剣に考えるようになる。
あの狂気のネオナチの、ゼレンスキーの大画面の前では、全員で、うなだれていたように見えるが(3月23日)。
あの野郎、何様(なにさま)のつもりだ。
俺たち、日本の国会議員を、舐(な)めているのか。
と、ひとりひとりの議員は、思ったはずなのだ。
だが、そのようにはっきりと言えない。
選挙で落とされる。
「アメリカは、恐ろしーなー(怖えーなあ)」と、ぼそっと言い合ったはずなのだ。
日本人は、誰も戦争をしたくない。
する気もない。
人殺しなんか出来ない。
「中国が攻めてくる、さあ国を守るために、戦うぞー」と燃え上がるような人間は、いない。
「外国とのことは、政府が、きちんと話し合いで解決すべきだ」と考えている。
一部の悪あがきの 反共右翼を除いて。
大抵の経営者たちも、その程度の日本男児で大和魂だ。
26.アメリカが、自分たちのお宝の核兵器を、日本なんかと「共有」する気はない。
貸してくれ(レンタル)と言っても、「馬鹿を言うな。この属国、風情(ふぜい)が」だ。
ドイツとオランダ、とベルギーには、、核兵器を配備(installation インストーレイション、据え付け。deployment デプロイメント )している。
だが、それは、それぞれの国に有る米軍基地に、核兵器を搭載したままの戦略爆撃機の、シェルターリング sheltering 退避所 として、置かせてもらっている、というだけのことで、ドイツや、オランダには、アメリカ軍は、核兵器に指一本も触れさせない。
その国の政府に、「核を置いてあるからよろしく」「はい、分かりました」と許可を得ているだけだ。
大国であるはずの、イギリスでさえ、真実は、アメリカ政府からすると、特別待遇で、ブリテン島の両脇に2つある米軍基地にそれぞれ核兵器(核弾頭で、合計、200個ぐらい)が置いているだけであって、イギリスは自力で核を持っている訳ではない。
この事実もバラしたらいけないことになっている。
今のイギリスは、「6600万人の貧乏国」と呼ばれていて、軍事力も経済力も、たいしたことはない。
ただ金融市場の伝統と、それから、スパイ活動の、インテリジェンスの悪賢さだけは、今もずば抜けていて、今度の、ウクライナ国民の洗脳作戦、ネオナチ化による凶暴民族化も、イギリスが、アメリカよりも上で、やっている。
27.だからヨーロッパで、自力で自前で核兵器を持っているのは、フランスだけだ。
ドイツは、持とうと思えば、日本と同じで、一か月で、作って保有できる。
だが、それを、やってはいけない。
それをすると、自分の国土が、逆に狙われて、核戦争で廃墟になってしまうから。
だから、それをやらせようとしている、ディープステイトの悪魔たちとの戦いを、ヨーロッパ人たちは、自分の国内での戦いとして、やるしかない。
だが、すでに、ウクライナで、火が付いた。
ここの戦場から、さらに自分たちの領土にまで、戦争の戦禍(せんか)が押し寄せて来るのを、それぞれの国の指導者は、真剣に、真に国民思いであるなら、しなければ済まない。
フランスの マクロン大統領が、カっとなって、腹立ちまぎれに、「今のポーランドの首相は、人種差別主義の極右だ」と、4月9日に、言い放った。
これで、ポーランドの今の政権も、ネオナチであることが、満天下に判明した。
ポーランド政府が今、大慌てしている。
それからバルト三国の、リトアニアのあの女首相も、凶暴なネオナチだ。
そのようにアメリカとイギリスのディープステイトによって、育てられた政治家だ。
他にもいっぱいいる。
顔を見ていたら分かる。
歪んだ顔をしている。
28.今、ニューヨークのユダヤ系のインテリたちが、「ウクライナの、あの残忍な、ネオナチの政権を、育てて、軍事支援している、バイデン政権は、おかしい」と 騒ぎ出して、批判の火の手を上げ始めた。
だから、どんどんSNSや、ユーチューブ上に、ウクライナで起きている真実が、ボロボロと私たちにまで、漏れてくる。
さすがに、これでは、日本で、日頃、反(はん)中国、反(はん)韓国、反(はん)ロシアの腐(くさ)しの言論を、言っている者たちも、真実に気づけば、態度が硬直する。
29.目下、台湾で、劇的な事態が起きている。
ナンシー・ペロシ米下院議長に、「来るな」という動きになった。
だから、ペロシの訪日も急遽、取りやめだ。
このゴタゴタはまだ表面化しない。
台湾(人口2,400万人)は、世論調査の結果が3月中旬に発表された。
すると、なんと「44.5%の台湾の国民が、いざという時に、アメリカは、台湾を守ってくれないと思う」という調査結果が出たのだ。
台湾人は、今、自分たちは、ウクライナ人と全く同じだ、と深刻に考えている。
中国(北京の共産党)は、絶対に、やがて、平和的に台湾を、中国の1つの省として迎え入れる。
中国は、台湾侵攻などしない。
「台湾に中国軍が攻めてくる」と騒いでいるのは、決まって、日本のネオナチ=統一教会系の言論人、ジャーナリストたちだ。
同時に、中国は、台湾独立など、絶対にさせない。
私は、前にも書いたが、台湾人は、福建省から来た福建省人の一種であり(南 閔 =なんみん=人)であって、今は全員が、完璧な北京語(プートンホワ、普通語)を話している中国人だ。
台湾は、中国の一部である。
そして、台湾には前の総統(大統領)である国民党の馬英九(ばえいきゅう)たちの勢力が厳然としていて、彼らは、中国本土との深いつながりを大事する。
台湾は中国の一部になればいい、と思っている。
そういう台湾人が、確実に5割はいるのだ。
だからそれに対して、今、台湾で「台湾は中国ではない。独立国だ」と言って騒いでいるのは、ウクライナのネオナチのゼレンスキーと全く同じ種類の連中なのだ。
30.そして、台湾人は、腹の底から、いざという時に、アメリカは軍事力で、台湾を助けに来ない、と分かった。
この重たい事実を、無視して、台湾独立を支援するとか、台湾は中国ではない、などと、言う者たちは、言論人として、すでに、普通の保守ではなくて、反共右翼の、さらには、日本のネオナチである統一教会(Moonie ムーニー)の会員たちだ、と、私は断定する。
私は、このウクライナ戦争の開戦からの45日間に、テレビやメディアで、ウクライナのネオナチ政権を強烈に応援して、「ロシアが住民を虐殺した」とか「ロシア軍が、化学兵器をつかうものしれない」とか、「プーチン体制は、クーデターが起きて内部から倒れる」とか、これほどの、歪曲報道をやって、日本国民を反ロシアに扇動して、「プーチンを暗殺せよ」の集団ヒステリーを起こさせ続けた。
彼ら、確信犯の軍事ジャーナリストと、防衛研究所研究員とか、国際政治学者とか、を、すべて、リストアップして徹底的に糾弾する。
あとあと、「いやあ、あの時は、アメリカの大手のメディアがそのように報道していたので、それに倣(なら)って真似しただけです」と、態度を変えて、言い訳して逃げを打っても、それを許さない。
彼らの発言を、私は、自分の可能な限り(私の目に触れた限り)ファイルして保存した。
31.台湾と同じで、日本人の多くが、直感で分かったことがある。
「ウクライナと同じで、いざとなったら、アメリカは、日本の為に、米軍を出動させることはない。日本を守ってくれない」と。 日米安保条約の第5条は、NATO条約の第5条と同じ、「第3国からの侵略が有ったときには、条約の締結国の為に(米軍が)軍事出動する」となっている。
しかし、米軍は、日本を助けに来ない。
出動しない。
アメリカ軍は、外国人である日本国民を守るためには動かない。
ただ、日本にいる米軍とその家族を守るために動く。
このことは、もう、はっきりしている。
米軍は出動しない、その時に、この安保条約は、自動的に破壊されて無効となる。
米軍は、自国の為にだけ戦うのであって、他国の為には戦わない、ということは、近年、はっきりしてきた。
それが、アメリアの共和党の党是(とうせ)である、isolationism アイソレイショニズム である。
これを × 孤立主義 と訳していけない。
このアイソレイショニズムは、「(アメリカの)国内優先主義」と訳さないといけない。
自国を守るために軍隊に入る。
軍人になる。
他の国のために死ぬのではい、というのが、アメリカの軍人たちの真意、本心である。
このアイソレイショニズムの別名が、America first ! 「アメリカ・ファースト !」 である。
これも、×「 アメリカが一番 ! 」「アメリカ第一主義」というような馬鹿な意味ではない。
何を言ってるのか、分からない。
アメリカ・ファーストを、「私が、一番」というコトバに作り変えて、言っていた、インテリ気取りたちがいたが、一体、何の意味なのか、分かっているのか。
日本人の有識者層でも、この程度で、私が、いくら説教しても、いまだに分からない。
恐るべき土人たちの国だ。
アメリカ・ファースト! は、だから、アイソレイショニズムと同じく、「アメリカの国内を優先。外国のことは2の次(セカンダリー)だ」という意味だ。
まだ、分からないのか。
だから、米軍は、日米安保条約を守らない。
このことが今度のウクライナ戦争ではっきりした。
バイデンは、プーチンをウクライナにおびき出すために、「ウクライナには、米軍を派遣しない」と言い続けた。
同じく、ボリス・ジョンソン英首相も、わざと、「ウクライナの上空には、飛行禁止区域は、設定できない。そうしたら、ロシアの戦闘機を、NATO軍が、打ち落とさなけれいけなくなる。それは出来ない」
スイトイテンベルグNATOの事務総長も、「NATO軍は、ウクライナには出さない」と、開戦したあとの、24日になっても、まだ、言っていた。
策士どもだ。
安保条約が、空(から)手形で、無意味なら、×「日米同盟」などは幻想だ。
だから、日本人は、アメリカへのヘンな信頼感と依存心 を、そろそろ清算すべきだ。
アメリカさまの駐留米軍は、日本のために動かない。
いざとなったら、駐留米軍は、三沢、横田(ここが極東派遣米軍の司令部)や横須賀、厚木、佐世保、嘉手納から、一目散に、逃げる。
31.今、日本国内の保守派は、「ロシア軍は、思ったより、弱いな(よえーな)」と、鼻で嗤(わら)って言っている。
すでに、2万人のロシア人の若い兵隊が、戦車や兵員輸送車ごと、ドローンと、ジャベリンで吹き飛んで死んだ。
Tー72 戦車という主砲だけがやたらと大きい、古い戦車が大半で、待ち構えていた、ウクライナ軍の罠に嵌(はま)って、餌食(えじき)になった。
ロシアの戦車隊の位置は、ウクライナの一般人のネット・オタクたちが操縦する個人用の、小型の偵察用のドローンでも把握されているという。
その情報を、司令部に吸収する仕組みを、あの31歳の デジタル・トランスフォーメイション相で副首相の男が、やっている。 この男は、中国の DJI(ディー・ジェイ・アイ)という世界最大で最先端の 民生用のドローンの販売会社を恐怖している。なぜなら、自分たちウクライナ軍の偵察用のドローンは、ほとんどが、このDJI社製だからだ。
私は、香港の北の深圳(しんせん)に調査旅行に行ったとき、弟子たちと、何とか探り当てて、このDJIの本社の前まで行って写真を撮って来た。
DJIは、中国の最大手の家電販売会社の子会社のふりをしていた。
このDJIに対して、ウクライナのデジタル大臣が、「ロシアにドローンを売らないように」とか、「ドローンの、スイッチが自動的に止まる回路をロシアに教えないように」と文書で要求した。
DJIは、返事を書いて、「わが社は、民生品であって、軍事用のドローンは作っていません。そのような特殊な回路はありません」と回答した。
私は、中国の軍事用のドローンの先端技術は、そのうち、どんどんロシアに渡ると思う。
33.日本で、呑気に、「ロシア軍は弱えーな」と言っている者たちは、それでは、自分が、戦場に行く、ということを想定したうえで、何か言うべきだ。
戦争になって、自分が本当に戦うという時のことを考えたら、ゾッとするはずだ、この気楽な父さんたちは。
お前たちは、従業員と一緒に、汗水たらして身を粉(こ)にして、知恵を絞って会社経営をやっているのが一番、仕合せなのだ。
戦争は、やってみなければ分からないのだ。
やってみて初めて、いろいろのことが分かる。
みんなが評論家になって外野から、あれこれ、知ったかぶりを言うこと自体が、戦場の軍人たちに対して失礼な話だ。
ロシア軍の 軍事通信は、ダダ洩れ状態で、戦車隊どうしの連絡も、兵士たちが通常のスマホでやって、それも、すべて、通信傍受されていて、所在の位置が正確に判明して、そこをドローに狙い撃ちにされた。
アメリカ空軍のAWACS( 早期警戒管制システム。情報収集機)と ヨーロッパのNATO軍が、持っている、米ヒューズ社が作った、C4I(シー・フォー・アイ)という空中管制の情報収集機によって、通信傍受されている。
NSA(エヌ・エス・エイ、米国家安全保障局。米海軍系)の「像の檻」(エレファント・ケイジ)が、世界中に張り巡らしている、通信傍受のシステムもある。
この軍事通信の敵への漏洩に対する防御が出来ていなければ、戦争は決定的に負けである。
ロシア軍が、これに対策を立てたのか今も、まだ分からない。
34.そして、この他に、軍事用の偵察スパイ衛星からの精密な映像が届く。
これらは、キエフのウクライナ軍の情報本部に、アメリカ軍から来ている将校たちが、解析して、それを、ウクライナ軍に、逐一、教えて、ロシア軍の攻撃対象を、正確に選別して、実行している。
アフガニスタンで、ドローンで、2万人ぐらいのタリバーンや、アルカイーダ(そもそもはアメリカが作って育てた)の兵士たちを、ドローンで殲滅した。
その経験を、今度のウクライナで、遺憾なく発揮した。
ロシア軍が受けた、緒戦(しょせん)での敗戦の損害は甚大だ。
おそらく戦車が600台ぐらい、榴弾砲車両や、兵員輸送装甲車が800台ぐらい、戦闘機が200機ぐらい、武装ヘリが200機ぐらい、こっちは、スティンガー・ミサイルで撃ち落とされている。
ロシア軍が、再編成されて、もうすぐ東部と南部に総攻撃を掛ける、と言われている。
その為にプーチンは、総司令官を任命した(4月8日)。
この時、ロシア軍は、無線通信の傍受による 軍事通信のダダ洩れ問題と、地対空ミサイル「ジャベリン」や、英国製の使い捨ての強力なNLAW(エヌラー。一基3万ドル。300万円)と、それから、空からのカミカゼ・ドローンへの対策をしているのか、が、分からない。
34.私の素人考えで、戦車の上に、厚さ2センチぐらいの鋼鉄の板をがっしりと載せて、それで、ドローンとジャベリンを跳ね返せばいい、と思う。
それで何とかなるのではないか。
ほんの素人考えだから、笑われるのは覚悟の上である。
軍事ジャーナリストや、軍事オタクの人たちは、今度のウクライナ戦争は、人生で最大の興奮を味わったことだろう。
だが、この人たちも、実際に自分が戦場に出て、そして実際に戦車で吹き飛んで、人間が焼け焦げの死体になる、というのを、実体験しにゆくべきだろう。
軍事ジャーナリストというのは、根本的に歪(ゆが)んだ精神をした、おかしな人間たちだ。
根っこがオタクだ。
ロシア軍は、3月30日までに、あっと言う間に、キエフを攻めていた3方向からの方面軍(合同軍)を、引き揚げさせた。
撤退戦(退却、退き陣 )は、敵に逆襲されるから、大きな損害を出すものだが、今度の殿軍(でんぐん、最後尾の軍)の被害は小さかったようだ。
ウクラナイ軍は、攻めてくるロシア軍を待ち伏せ攻撃することを中心に作られている。
35.今も、欧米から、軍事支援が続々と続いていて、旧東欧諸国から、要らなくなった、Tー72戦車を、どんどんポーランド経由で、ウクライナ経由で、送り込んでいる。
対戦車ミサイルも、2万基どころか、5万基ぐらい各国から送っているようだ。
ロシア軍は、東部(ドネツクとルガンクス)と、南部(マリウポリからヘルソン、そして、オデッサまで)を、完全に制圧することを目標に変えた。
36.北部の大都市のハリコフ(ハリキウ)を包囲していた、ロシア軍が、南下して、イジューム Izium という都市を陥落させようとしている。
このイジュームが落ちると、ウクライナ東部にいる、ウクライナ正規軍の 2個 方面軍(合同軍。ジョイント・コマンド)が 孤立する。
1方面軍で3個師団、3万人ぐらいの兵力だ。
だから計6万人のウクライナ軍が、包囲されて孤立する。
それを、ウクライナ軍が、キエフから援軍を全力で派遣して、阻止できるかが、これから4月の終わりにかけてのウクライナ戦争の大(だい)戦況となる。
37.南部の港湾都市の マリウポリには、4月10日現在でも、まだ、3000人の、ウクライナ兵が、港湾部の工業地帯の地下壕にいて、抵抗している。
この3千人のうちの、半数の1500人が、ネオナチのアゾフ連隊の主力部隊だという。
残りのウクライナ軍の正規軍は、おそらく投降するだろう。
そしてアゾフ連隊は、自分たちの運命に従って投降せず全滅するだろう。
マリウポリの一般住民を避難できないようにして、人間を盾にして、虐殺したのは、このアゾフAzov たちである。
ロシア兵ではない。
この事実が、どうせ、大きく証明される時が来る。
今のように、国際連合まで、乗っ取って、好きなように、巨大な虚偽とでっち上げをやっているディープステイトの側の人間たちとの戦いは、やはり、もはや非和解的である。
もう世界は、行くところまでゆくしかない。
38. 私は、世界が、近(きん)未来に、どうなってゆくかを予言してきた。
大恐慌と大戦争に時代になると、ずっと書いてきた。
そして自分の予言を当てた。
だが、私は、現代の戦争というのは、どのようにやるものなのかを、知らなかった。
戦争とはどのように残酷なものなのかを、実感では分からなかった。
だが、今度のウクライナ戦争で、遠くからの映像を通してだが、はっきりと分かった。
人間は、このようにして大量に死んでゆくのだと、分かった。
39.ウクライナ戦争の山場は、どこだったか。
3月2日に、バイデンが、米議会で、一般教書演説(State of Union という)をした。
この時が、まるで、勝利宣言のようだった。
この時のバイデンは、ずっと報告を受けていたのだろう。
ロシア軍のボロ負けだ。
ロシア軍の最精鋭の空挺部隊(スペスナズ)も、各所で待ち伏せ攻撃に遭い、殲滅された。
プーチンは、ままんまと、おびき出されて、策に嵌って、アメリカが8年間(2014年から)かけて作った、罠に落ちたのだ。 イライラと次々とウクラナイナの東部のロシア人を殺して、プーチンを怒らせて、我慢できないで戦争に引きづり込んだ。
バイデンは、にやりと笑った。
アメリカの兵隊は、ひとりも死なないで済んだ。
NATO の ヨーロッパ兵も一人も死なないで、ロシア軍を撃破した。
おそらくロシア軍と同じぐらいの数でウクライナ兵が死んだだろうが、それは、スラブ人で、ロシア人の一種のようなものだ。 あとは、プーチンのロシア体制を壊して、その次は、中国だ、とディープステイトは、自分たちの計略の勝利を祝った。
40.この悪魔の策略で、自分たち英米同盟の勝利を勝ち取った。
ドイツとフランスも、自分たちに英米に、逆らえないように、うまく罠にかけた。
極東(東アジア)の日本は、いつもながらの、手口で、日本人の頭(あたま)を取っているからどうにでもあやつれる。
言うことを聞かないのは、サウジアラビアと、ブラジルと、インド、インドネシアだ。
アメリカにしてみれば、インドの野郎め、だ。
41.それでも、株式の暴落は続いた。
3月8日に、NYの株価は、32,578ドルの最安値を付けた。
この時、原油が1バレル=135.5ドルの最高値を付けた。
経済に打撃がゆく。
日本株も、3月9日に、東証が、24,681円の最安値を付けた。
そして、金(きん)の値段が、3月8日に、最高値の1オンス=2070ドルを付けた。
それの日本での価格は、1グラム=8400円(小売り)にまでなった。
だから、どうも金融、経済から見たら、アメリカの支配者たちの、ロシアを策に嵌めた政治的な勝利でも、必ずしも、アメリカの全面勝利にはならない。
これから、長い、資源とエネルギーをめぐる戦争が始まる、と分かっている。
それと、金融市場における、ドル(ドル建ての債券、ボンド・マーケット、国債)の過剰な発行から起きる、ドルの信認( ドル覇権 Dollar hegemony ダラー・ヘジェモニー)の崩壊の問題が出て来る。
このことにマーケットは気づいている。
だから、株も大上げしない。
すでに危険な状態に入っている債券市場(ボンド・マーケット)の崩れが極度に心配されてる。
42.バイデンは、3月26日に、ポーランドのワルシャワにまで行って、この時、世界に向けて、「プーチンは、権力者の座にとどまることは出来ない」 ” He cannot remain powers .“ と、 勝ち誇ったように言った。
それに、ヨーロッパの首脳たちが、疑問を抱いた。
「どうも、私たちヨーロッパ人が、アメリカとイギリス(この日のためにEUから出て行った)に騙されたようだ」と気づいた。このまま行ったら、ヨーロッパが核戦争の戦場にさせられる、と、まともな頭脳、知能をしている者たちなら、気づいただろう。
私が、日本人のウクライナ戦争への反応で、心配しているのは、あれほど、テレビで、連日ずっと、「ロシアが悪い、プーチンが悪い。プーチンは、女、子供まで殺した。虐殺者だ」というごく普通の日本人の脳に、強度の刷り込みをやって、集団洗脳、国民洗脳をしたことだ。
これで、私のまわりの、日頃は、反自民党で、野党支持で、リベラル派のくせに、この人たちまでが、「日本も核兵器ぐらい持った方がいいのではないか。ウクラナイのようにならないためには」と言い出している。
この動きが真に警戒すべきことだ。
43.日本人は、じっとして何もしないで、居ることが一番、優れた態度だ。
世界で流れる危険な嵐を、黙って、じっと吹き荒れるままにして、それに乗らないことがいい。
平和憲法と非核3原則と、アジア人どうし戦わず。
戦争だけはしない。の信念をもって、天皇(国王だ)を中心にして、国民が団結していることが正しい。
今の日本の天皇家はしっかりしている。
国民からの自然の尊敬を受けて、国民と団結している。
今の天皇家は、昭和天皇裕仁(ひろひと)が、ディープステイト(英と米)に騙されて、まんまと策に嵌って、中国侵略をやらされた(1931年9月16日)の満州事変から)。
さらに罠に落ちて、真珠湾攻撃までさせられて(1941年12月8日 )、それで英米を相手の戦争にまで引きづりこまれた。その前にすでに中国戦線で10年の泥沼の戦争をしていたのに。
44.そうやって昭和天皇を頭にして、ディープステイトの術中に落ちた。
だから、昭和天皇は、戦後は、自ら日本国憲法という座敷牢に入って、ひたすら、「もう、騙されない。戦争はしない。象徴天皇制でいい」と堅く決意した。
この深い決意が、息子の明仁(あきひと)上皇・美智子上皇后、そして孫の今の徳仁(なるひと)天皇、そして、その次の 愛子天皇にまで、強い戒めとして、しっかりと、つながっている。
この「騙されるな。平和憲法を守れ」という 昭和天皇の遺訓を、私たちは何よりも大事にしないといけない。
もし、私たちが、ゼレンスキーやヒトラーのような深く仕組まれた、ヘンな人造人間を、頭(政治指導者)に置かれることになったら、日本は、本当に危ないことになる。
すでに狂ってしまっている悲惨なウクライナ国民と同じになってしまう。
それを阻止するためには、私たちは、これから死にもの狂いで闘わなわなければいけない。
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