景気回復を偽装する 3 | きなこのブログ

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[editor]安倍首相「景気回復で安倍家は私が50万円と妻25万円で総雇用者所得は75万円に増えるが平均賃金は減る。しかし大切なのは総雇用者所得が増えていることだ」→事実は総雇用者所得もアベノミクスで激減している
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=104703
 
国会で安倍首相が
 
“パートで働く人が増えれば、1人当たりの平均賃金が低く出る…妻は…景気が上向いて来たから働こうかということで…私が50万円、妻が25万円であったとしたら、75万円に増える…2人で働いているわけですから、2で割って平均は下がるわけです”
 
と答弁。
 
文脈から、今どきパートで月25万円どうやったら稼げるんだ、という批判がネット上で渦巻きましたが、これに対して安倍首相は、“妻がパートで25万円とは言っていません”と言い訳。
 
突っ込みどころ満載の安倍答弁です。
 
大体、妻がパートで働かざるを得なくなったのは、“景気が良くなったから”ではなく“生活苦のため”なのは明らかで、仮にパートでないとしても、月に25万円の賃金をもらえる正規雇用は、現状では男性でも難しいのではないでしょうか。
 
あまりにも経済お花畑の首相答弁ですが、この記事では、さらに重要な首相の事実誤認があるとのこと。
 
安倍首相は、重要なのは“総雇用者所得が増えること”だと主張していますが、事実は“アベノミクスで平均賃金も総雇用者所得も減った”ということです。
 
言い訳ばかりで国会の場で平気で嘘をつく首相と、その嘘を咎められない情けない野党という構図です。
 

安倍首相「景気回復で安倍家は私が50万円と妻25万円で総雇用者所得は75万円に増えるが平均賃金は減る。しかし大切なのは総雇用者所得が増えていることだ」→事実は総雇用者所得もアベノミクスで激減している
転載元より抜粋) editor 16/1/12
http://editor.fem.jp/blog/?p=1641

先日、指摘した
 
「安倍首相「景気が良くなったから妻はパートで月25万円稼ぎ出し世帯収入増」→事実は賃下げ生活苦のためパート月6万円で補うもこの15年で月4万4千円も世帯収入減、この26年間で最も低い賃金にしたアベノミクス」の件http://editor.fem.jp/blog/?p=1630
 
が、きょうの国会でも問題になっていました。
 
安倍首相の国会答弁について指摘しておきます。
 
安倍首相はきょう、民主党の西村智奈美議員の質問に対して、次のようにも国会答弁しています。
 
総雇用者所得で見なければならない。
 
大切なのはそこだ。
 
平均の賃金はそのときの経済を正しく見るものではない、ということが言いたかったことだ。
 
景気回復局面には働き始める人がゼロから例えば25万円になると、総雇用者所得と、一人当たりの平均賃金の違いを説明しただけで、例えば安倍家で私が50万円と妻が25万円で総雇用者所得は75万円と増えたが一人当たりの平均賃金は減る。
 
しかし最も大切なことは総雇用者所得が増えることだ。
 
それから、自民党議員のおべんちゃら質問に対して安倍首相は、「2年連続で賃上げ率は大きく伸び、明らかに収入がよくなって経済の好循環を作り出している」とも上機嫌で国会答弁していました。(※安倍首相の国会答弁は私の簡単な要旨メモですので一字一句同じではないこと御了承ください)
 
さて、
 
「この26年間で最も低い賃金にしたアベノミクス」
 
についてはすでにデータを示して指摘していますので、安倍首相が最も大切だという総雇用者所得本当にアベノミクスで増えているのかを見てみましょう。
 
 
上のグラフは、財務省「法人企業統計」にある
 
全産業の「従業員給与」の直近データ
 
です。
 
全産業の「従業員給与」ですから、安倍首相が言うところのまさに最も大切な総雇用者所得になるわけです。
 
上のグラフを見て分かるように、2013年からスタートしたアベノミクスによって安倍首相が最も大切だという総雇用者所得民主党政権時代の2012年の数字にどれ一つとして勝っていないのです。
 
アベノミクスで平均賃金も総雇用者所得も減ったのです。
 
安倍首相はまさにヒトラー「ウソは大きいほど良い。大衆は、小さなウソより大きなウソにだまされやすい。なぜなら、彼らは小さなウソは自分でもつくが、大きなウソは怖くてつけないからだ」を真似て実践しているとしか思えません。

 

[Sputnik 他]米国の最大手投資銀行5行、原油価格下落と中国の生産低下で損失 / 内部告発者は警告している。”通商は停止している。” ~最低、玄米、塩、油の備蓄は必要~
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=104707
 
金融システムが本当に崩壊の直前であることが見て取れると思います。
 
2つ目の記事は、より具体的にその危機的状況を説明しています。
 
“今現在外洋には船は運行されていない…これは恐ろしい経済的兆候であり、通商が文字通り止まっている証拠である…スーパーマーケットの棚が空になるまでにはそう時間はかからないだろう”
 
とあります。
 
“遅かれ早かれ…危機と混乱がやって来る…最も大きい問題は食品”
 
とあります。
 
こうした危機的状況に日本が巻き込まれなければ良いのですが、食糧自給率が圧倒的に低い現状では、危機の回避は難しいと感じています。
 
ずいぶん前から、最低3か月分の食料、出来れば半年、さらには1年分の食糧の備蓄が望ましいと忠告して来ました。
 
これは、最低限飢えて死ぬことが無いための措置で、出来れば玄米で備蓄して下さい。
 
家庭用の精米機が2万円以内で手に入るので、3分つきに精米してお米を炊くようにすると良いでしょう。
 
もちろん玄米でも胃に負担がかからないという方は、玄米で食べることをお勧めします。
 
最低、玄米、塩、油の備蓄は必要です。
 

米国の最大手投資銀行5行、原油価格下落と中国の生産低下で損失
 

世界経済についての大ニュース:内部告発者は警告している。”通商は停止している。”
転載元より抜粋) GFLサービス 16/1/11
http://www12.plala.or.jp/gflservice/CommerceHasStopped160112.html
 

 

エコノミスト増刊号「2016 世界はこうなる」の表紙の解説
http://kaleido11.blog.fc2.com/blog-entry-4030.html