政府が犯罪企業に変貌 | きなこのブログ

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[P・C・ロバーツ氏]腐食していくアメリカ国民の人格
https://shanti-phula.net/ja/social/blog/?p=95085  

アメリカをずっと見てきているP・C・ロバーツ氏によると、アメリカの支配層のみならず、裁判所、警察、そして大多数のアメリカ国民の人格までもが崩壊していると厳しく批判しています。

そして、この人格の消失こそが、米国と

“世界にとっても、絶大な災害的結果をもたらしている”

ことが指摘されています。

最大の敵が、自分自身の内側にあることが見事に表現されていると思います。

訳者の方によると、今回の記事は、P・C・ロバーツ氏のサイトで高い評価を受けているようです。

その事に微かな希望を感じますが、支配層は、

道徳的良心をもつ人々は、『国内過激派』と位置付けられ、一斉逮捕して収容所送りにすべき者たち”

と考えられているようで、ジャネット・ナポリターノ国土安全保障長官が

“祖国安全保障省はその焦点を、テロリストから国内過激派(曖昧な、どうとも取れる言葉)に移した”

と明言しているようです。

似たような発言をウェズリー・クラーク将軍がしているのですが、そちらは翻訳記事として紹介を予定しています。


腐食していくアメリカ国民の人格
転載元より抜粋) デザイン創造学会 15/7/31
http://www.dcsociety.org/2012/info2012/150731.pdf
By Paul Craig Robert
July 24, 2015 (Information Clearing House)

弁護士の John W. Whitehead は、彼のラザフォード研究所サイトの最近の掲載文 を、ボブ・ディランの歌のこのような言葉で始めている。

なぜ我々のすべてが恥ずかしくならないのか?

なぜボブ・ディランだけなのか?

ボブ・ディランのファンのうち、彼の言っていることを理解する人々が、どれくらいいるだろうか?

アメリカの正義(裁判)は罪の有る無しに関係がない。

それは検察官の確信する基準によるだけであり、それが彼の政治的経歴を左右する。

アメリカ国民の騙されやすさを考えれば、アメリカの陪審員とは、罪のない被告が自分の運命を任せるのに、最もふさわしくない人である。

陪審員はほとんどいつも、罪のない者を裏切っている。

ホワイトヘッドは、無実の被告が、無罪の判決を勝ち取ることがいかに難しいかを論証している。

たとえ虚偽の告発をされた被告とその弁護士が、検察の強く勧める司法取引(plea bargain)を退けるのに成功して、裁判にたどり着いたとしても、

彼らが直面するのは陪審員たちで、陪審員たちは、検察官、警察官、あるいは無実の被告に不利なウソをつくように買収された証人を、疑うことができない。

陪審員は、クリントン政権が、ウェーコのブランチ・ダヴィディアン教団を襲撃したとき、生き残った少数の人たちを、有罪にさえした。

彼らは米連邦軍によって、ガスや射撃や火によって殺されるのを免れた、少数の人たちだった。

この宗教的セクトは、ワシントン御用メディアによって、子供虐待者として悪魔化され、自動兵器を製造しながら子供たちをレイプしていると言われた。

この非難は、サダム・フセインの“大量破壊兵器”などのように、虚偽であることが判明したが、それは無実の人々がすべて死ぬか投獄された後のことだった。

問題は、なぜアメリカ人が、無実の者たちが殺されている間、黙っていただけでなく、彼らを殺すことを現実に支持したかということである。

“公的ソース”が繰り返しウソを言い、決して真実を言わないという証明された事実があるにもかかわらず、なぜアメリカ人は、“公的ソース”を信ずるのだろうか?

そこから引き出せる唯一の結論は、アメリカ国民に、国民としての資格がないということである。

我々は正義(裁判)に値せず、慈悲に値せず、米国憲法に値せず、真理に値せず、すべてに値しない者たちである。

我々は民主主義と代表政府に対しても、自分自身と人類に対しても、建国の父たちが我々に植え付けた自信に対しても、神に対しても、資格のない者たちである。

もし我々が、かつて持っていたと言われた人格を持っていたとしたら、明らかに我々はそれを失ってしまった。

“アメリカン・キャラクター”と言われるものは、残っていたとしても、ほとんど見る影もない。

グアンタナモ・ベイの Abu Ghraib の拷問刑務所に、アメリカ的人格が見られただろうか?


米軍や CIA の職員が、囚人を拷問し虐待するときに感ずる喜びの写真証拠を提出した、あの隠された CIA の拷問牢獄はどうだったのか?

公式報告は、拷問とともに、強姦、男色、殺しが行われていたと結論した。

このすべてが、学位をもつアメリカの心理学者たちによって監督されていた。

同じ非人間性は、女性、子供、老齢者、肉体的・精神的障碍者に対して、無条件に暴力を振るう米警察にも見られる。

全く何の理由もなく、警察はアメリカ国民を、殺し、殴り、電気 ショックを与え、虐待する。

毎日その証拠が出てきており、その報告にもかかわらず、暴力はますます増えていく。

明らかに警察は、彼らが奉仕し保護することになっている市民に、苦痛と死を与えることを楽しんでいる。

警察権力には、いつの時代もそういう輩がいたが、最近の気まぐれな警察暴力は、アメリカ的人格が完全に崩壊したことを示している。

このアメリカン・キャラクターの消失は、我々自身にとっても世界にとっても、絶大な災害的結果をもたらしている。

国内では、アメリカ人は警察国家をもち、すべての憲法による保護が消え失せた。

海外では、イラクやリビアといった、かつて繁栄した国々が破壊された。

リビアはもはや国家として存在していない。

百万のイラク人が死に、4百万人が外国へ亡命し、何十万という孤児や生まれつきの障碍者が、アメリカの指令から生まれている


そして今も、残ったものを奪い合う党派グループの暴力が続いている。

これらの事実は疑いの余地のないものである。

にもかかわらず合衆国政府は、イラクに“自由と民主主義”をもたらしたと主張している。

「ミッション完了!」と、21 世紀の大量殺人者の一人、ジョージ・W・ ブッシュは宣言した。

問題はこういうことだ――

どうしてアメリカ政府は、このような明らかに途方もない虚偽の主張を、残りの世界からも、自国民からも糾弾されることなしに、押し通すことができるのか?

答えは、すぐれた人格が世界から消えてしまったということだろうか?

それとも世界の残りの者たちが、怖くて抗議できないということだろうか?

ワシントンは、主権国家とされる国々に対し、自分の意志を黙認するよう強制することができる。

服従しなければ、ワシントンが支配する国際的支払いメカニズムから、切り離すことができる。

あるいは制裁を課することができる。

もしくは爆撃、ドローン攻撃、侵略、それとも暗殺かクーデタによる政権転覆をやってのけることができる。

この地球惑星全体で、ワシントンに立ち向かうことのできるのはロシア中国の 2国だけだが、両国とも、避けられるものなら立ち向かおうとは思っていない

理由は何であっても、アメリカ人だけでなく、世界の人々の大多数が、同じようにワシントンの悪を受け入れ、そのことによって悪に加担している。

道徳的良心をもつ人々は、次第にワシントンとロンドンによって、

“国内過激派”

と位置付けられ、一斉逮捕して収容所送りにすべき者たちと考えられている。

最近の、Wesley Clark 将軍や、英首相キャメロンの発言を調べていただきたい。

また Janet Napolitano の発言、祖国安全保障省はその焦点を、テロリストから国内過激派(曖昧な、どうとも取れる言葉)に移したという言明を思い出してほしい。

すぐれた人格をもつアメリカ人は、無抵抗な立場へと押しやられつつある。

ジョン・ホワイトヘッドが明らかにしたように、アメリカ国民は、彼らの税金で雇われている“彼らの警察” に、1日に3人のアメリカ人殺しを、やめさせることさえできない。

しかもこれは公表された殺人件数にすぎない。

実際の数はもっと大きいであろう。

ホワイトヘッドが説明し、私が何年も前から気づいていたことは、アメリカ国民が、自分自身の真理と虚偽の感覚を失ってしまっただけでなく、他国民に対する慈悲と正義の感覚をも失ったことである

クリントンの第2政権に遡って、過去 20年間にわたってワシントンが根絶してしまった何百万という他国民に対して、アメリカ人は全く責任の観念を受け入れない。

何百万という死の一つひとつが、一つのワシントンのウソに基づいている。

クリントンの国務長官だったMadeleine Albrightが、

50万人イラクの子供たちを死なせることになった、

クリントン政権の経済制裁は正当化されるかと尋ねられたとき、

彼女はこれを肯定しながら、明らかに、アメリカ国民の憤慨を予期している様子はなかった

アメリカ人はこの事実に直面する必要がある。

人格の喪失は、自由の喪失と、政府が一つの犯罪企業に変貌したことを意味する。









中央の地上波テレビ局は巨大な影響力をもっている。

テレビ局は政府の許認可事業である。

政府は、テレビ局が不祥事を起こしたとき、それを理由に営業停止させる権限がある。

しかし実際には、政府の脅しを受けるとすぐにテレビ局は政府に屈服する。

テレビ局は政府に協力することによって、認可取り消しの恐怖から逃れようとしている。

政府・与党はテレビのこの性癖を知り尽くしていて、テレビ局を政府・与党の応援団になるよう追い込んでいる。

こんなことは許されないことだが、実際にはこれが行われている。

政治権力ベッタリと批判されてもやむを得ない。

やり方があまりにも露骨な自民党の党利党略である。

中立的であるべきテレビキャスターが自民党の言い分を代弁している。

テレビ局は国民を欺く事をせず、中立公平な立場で報道をしていただきたい。

2005年8月8日の衆院解散から9月11日の総選挙投票日まで、日本のマスコミはテレビも新聞もあげて小泉首相と郵政民営化を支持し応援した。

これによって、日本は海外から非民主主義国だと見られるようになった。

マスコミが政治権力の手先になってしまった国は非民主主義の国であり、独裁国なのである。

マスコミが小泉首相による郵政解散を支持したことは、日本が民主主義を捨て、独裁国化したことを意味していた。

政治権力とマスコミが合体した国は民主主義国とはいえない。

マスコミは、いま、また同じ過ちを犯そうとしている。