日本人は羊の群れ | きなこのブログ

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消費税増税前夜に買い走る国民の姿を映し出す報道に思う
http://www.amakiblog.com/archives/2014/04/01/#002924

消費税増税を前に買い物に走り回る国民の報道を見てつくづく思う。

消費税増税に怒るどころか、それを粛々と受け止め、少しでも節約しようと努力する国民のなんと従順なことよ。

かつて東京特派員の外国人記者がうそぶいていた通りだ。

すなわち自分がこの国の首相ならシェパード犬5匹もいれば十分だ。

日本人は羊の群れのごとくだと。

もちろん消費税増税に怒っている国民は多い。

買いだめに走るような真似はしないと考える国民の方が多数だと世論調査は教えてくれていた。

だから買い物に行列する姿を映す報道も、そしてその中で消費税増税に怒りの声をぶつける者が見当たらないのも、作為的な報道に違いない。

それにしてもこの報道には心底腹が立った。

それはきょう4月1日の読売新聞が「消費税きょう8%」という大きな見出しで一面トップに掲げた記事だ。

消費税増税をトップ記事にするのはいい。

どこの新聞も大きく取り上げている。

私がその読売新聞の記事を、国民を馬鹿にした見え透いた御用記事と腹を立てたのは、その記事が臆面もなく次のような言葉で始まっているからだ。

「消費税を増税するのは、

高齢化が進み、

年金を受け取ったり介護を受けたりする人が増え、

社会保障にかかる費用が毎年1兆円規模で膨らんでいるためだ。

保育所に入れられない待機児童を減らすなどの少子化対策も必要なため、

政府は、

今回の消費税増税分をすべて社会保障の財源とする・・・」

これは安倍政権が繰り返してきたウソだ。

そのことは国会審議などを通じてさんざん議論され、明るみになった。

おまけに安倍政権は社会保障との一体改革を放棄して増税を先行させた。

消費税増税分が流用されることも見抜かれた。

だから消費税増税は許せないのだ。

それにも拘わらず、冒頭のような、まるで安倍首相の国会答弁のような記事を掲げる。

読売新聞は国民をバカにした反国民的な新聞である動かぬ証拠である

(了)





日本の消費税率は低いというが、国税収入に占める消費税=付加価値税の比率は2009年度には25%を上回った。

重税国家=福祉国家と言われる北欧並みの水準である。

日本の場合、生活必需品に対する非課税措置、軽減税率も適用されていない

すべての国民が消費のたびごとに税金を払わされる。

実際に納税義務が課せられるのは課税事業者だが、零細な業者で、消費税増税分を価格に転嫁できない者は、自腹を切って消費税を納税することを強要される。

そのような余裕のない零細事業者は倒産に追い込まれる。

経済苦自死が急増することになるだろう。




消費増税、社会保障に必要=「景気、国民生活に目配り」-安倍首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=eco_30&k=2014040100146

安倍晋三首相は1日午前、消費税率を8%に引き上げたことについて

「年々伸びていく社会保障費の増加を賄うため、国の信認を維持するためのものだ。

(増収分は)全額を社会保障費に充て、子ども・子育て支援の充実にも使う」

と説明、国民に理解を求めた。

首相官邸で記者団に語った。

また、首相は景気減速を最小限にとどめるため

「5.5兆円の経済対策をしっかりと実行していく。景気、国民生活に目配りしながら、必要な対応は取っていく」

と表明。

「やっと手に入れたデフレから脱却できるかもしれないというチャンスを手放すわけにはいかない」

と強調した。

(2014/04/01-11:52)