鳩山のイラン訪問 そんなに間違ったことか 2 | きなこのブログ

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大失業時代が到来しています。大失業の恐ろしさを歴史から学ばなければならない。『大失業は戦争への道につながっている』

日本を明るい未来へ…

以下の日刊ゲンダイの記事では、鳩山由紀夫が、「 IAEA(アイ・エイ・イー・エイ 国際原子力委員会)は、二重基準(ダブルスタンダード)の(おかしな)判断をして(イランばかりを非難している)」と イランでアフマディネジャド大統領に言った、と報じている。

 この「二重基準」について、記事の中に、優れた外交官で、日本で唯一と言っていいぐらい世界基準の外交理論を持っている 元外務省国際情報局長の孫崎享( まごさき うける)氏の解説を、載せている。


曰(いわ)く、「 IAEAは(加盟国の)核開発をやめさせることだけではなく、核保有国(すなわち 五大国他)に対しても武器を他国への“脅し”の手段にしてはいけないと求める役割がある」 と説明している。 ホントだよ。

 IAEAの今の事務局長は、天野(あまの)で、アメリカに尻尾を振ることしかしない、愚劣な男だ。

「私は、何があってもアメリカの言うことを聞きます」と、IAEAの事務局長(=専務理事、マネージング・ダイレクター)の選挙の前に極秘で発言したことを、ジュリアン・アサンジのウイキリースクスが、アメリカの国務省の外交文書の漏えい文として、2年前に載せた。

 私、副島隆彦は、もっと書く。本当は、沖縄の 普天間基地 と 辺野古崎(へのこざき)の両方に、アメリカの70年代の古い核兵器( 「メースB」 という)、その小型飛行場=対戦車ヘリコプター用 の 滑走路の下の頑丈なサイロの中に格納されているのだ。 沖縄の人たちは知っている。本土のヤマトンチューたちは、この事実に知らん顔をする。

 もう一言、書く。弱小国家で、チビコロ国家が、ピストルを持つと、途端に、ジャイアン・アメリカは、脅えだす。どんなに小さくても、核兵器さえ持てば、アメリカは自分を対等に扱ってくれる。アメリカは、脅えて、自分の国と対等に交渉する。経済援助でもなんでも要求通り、卑屈になって、やってくれる。

 図体だけ大きいくせに、アメリカ(人)というのは、臆病者なのだ。 「それなら、私も核を持つか。今は、ずいぶん安く出来るらしい」 と、小国の国王や、大統領たちが思うにきまっている。それが本当の国際社会だ。生(なま)の外交交渉だ。

 「 なぜ北朝鮮が核実験をしたらいけないの。 核をもっていいのは、5大国だけだなんて、どうして決めたのよ」とはっきり書くのは、日本では 優れた女性である デヴィ夫人と、副島隆彦ぐらいのものだろう。あとは、腰抜けばかりだから、世界基準の真実を知っていても書かない。それぐらい怖いことなのだろう。 

 私は黙らない。私、副島隆彦が黙ったら、日本はおしまいだ、と思っている。私は、世界基準の大きな真実を、書いて、書いて、死ぬまで書き続けてやる。 「副島さん、そろそろ 柔らかくなったらどうですか」と、私を柔らかく脅す、へんな連中が寄ってくるが、今度、私の目の前に現れたら、蹴り倒してやる。

 デヴィ夫人は、インドネシアのスカルノ大統領の正式の第四夫人だった人だ。イスラム教では四人まで奥さんを持てる。デビィ夫人は、伊藤忠が仕切っていた(今も)インドネシアの国有石油会社のプルタミナの政治的な重要性のために、日本とインドネシアとの懸け橋になるために差し出された公女(こうじょ)である。確か千葉の木更津の漁民の娘である。 

 デヴィ夫人は、パリの社交界の正式のメンバーである。大統領夫人ということは、プリンセス(宮さま)の称号を持っている、ということだ。

 パリの社交界にも二つあって、表の立派な国王やヨーロッパ貴族たちや、大統領たちが作っている表の社交界だ。それに対して、やや下品とされる裏の社交界がある。そして、歴史的に、本物のヨーロッパ社交界は、この裏の社交界の方である。そうに決まっている。

 ここに集まるヨーロッパ旧貴族たちこそは、世界の諸真実を、堂々と話す人たちだ。デヴイ夫人は、ここの正式のメンバーである。だから、世界基準の真実を知っている。私たち日本の庶民とは、初めから情報に質とレベルが全然違うのである。 

 デヴィ夫人は、本当のことを、時々、書き、発言する。それで、ビックリされて、ゲテモノ扱いされる。それでも彼女は、ひるまない。 自分の家の周りを、拡声器でうろついた バカ右翼の街宣車に、「うるさい」 と、 二階から、花壇の花を花瓶ごと投げつけた。そして、自分から出て行って、右翼と掴(つか)み合いまでした。私は、本当にこの女性は偉いなあ、と尊敬する。堂々とした立派な日本女性だ。

 それに比べて、台湾人の華僑ムスメの 桜井よしこ のほうは、いよいよ見苦しい。お前ごときが、大和撫子(やまとなでしこ)のふりをして、日本女性のものである、和服なんか着るな。 

 もう、これぐらいにしておきます。私の怒りが止まらない。私のことを、「副島隆彦って、陰謀論だろ」と言って、この一言で、私を片づけた気になっている、卑屈な人間どもが、最近、どんどん増えている。この対抗発言しか、私に向かって言えないのだ。愚か者どもめ。


 それと、橋下徹(はしもととおる)の 日本型ファッシズムの 新たな台頭がある。このあとは、この研究を急いで始める。  


 副島隆彦拝


(転載貼り付け始め)


「 鳩山のイラン訪問 そんなに間違ったことか 」
2012年4月11日   日刊ゲンダイ  

 イランを“電撃” 訪問した鳩山由紀夫元首相が新聞テレビから袋叩きされている。アフマディネジャド大統領との会談で、国際原子力機関(IAEA)の対応を「二重基準」と鳩山が批判した――とイラン大統領府が8日に公表したことを受け、「国益を害した」「『利用される』懸念的中」などと非難囂(ごう)々(ごう)だ。だが、この報道には違和感を覚えるのだ。

 鳩山は民主党の「外交担当」最高顧問としてイランを訪問したのだが、訪問予定が判明した時から批判的な意見ばかり報じられていた。ルース駐日米大使が野田首相周辺に訪問自制を求めたことや、野田自身が電話で訪問中止を再三要請したことばかり取り上げられ、「訪問=悪」みたいな雰囲気が出来ていた。

 だがイランは日本にとって最重要な国だ。 イランが経済制裁に抗議してホルムズ海峡を封鎖すれば、どうなるか。輸入原油の8割以上がこの海峡を通る日本は大きなダメージだ。日本経済はパニックである。鳩山が最悪の事態を避けるためにイラン訪問を思い立ったのは別に悪いことではない。
 それなのに新聞テレビは帰国後も「日本外交にマイナス」「イランに誤ったメッセージを送る」と大騒ぎだからワケが分からない。なぜ外交チャンネルをつくることがいけないのか。鳩山の言動はそんなに国益を損ねたのか。

元外務省国際情報局長の孫崎享( まごさきうける)氏がこう言った。

 「まずホルムズ海峡が封鎖されれば最も被害を受けるのは日本です。だからイランとの協議は日本として当然やるべきです。米国は訪問自制を求めていたようだが、彼らは英仏独中ロと一緒にイランと協議している。行くなというなら、日本もこの協議に参加させるべきで、参加させてもらえないのだから、日本が独自協議するのは当たり前です」

 まったくだ。新聞テレビは、イラン訪問の「本質」を一切伝えないばかりか、鳩山個人の“宇宙人”的な資質問題を歪曲化して報じている。しかも、その批判も的外れが多い。

 「鳩山氏がIAEAの『二重基準』を批判したかどうかが問題になっているようですが、発言の有無はともかく、指摘自体は間違っていません。IAEAは核開発をやめさせることだけではなく、核保有国に対しても武器を他国への“脅し”の手段にしてはいけないと求める役割がある。しかし、米国は04~05年にイランへの核攻撃を計画し、イスラエルも核攻撃をにおわせている。日本の外務省は60年代、核保有国が武器を“脅し”の手段にしないよう求めていて、鳩山氏の指摘は当然なのです」(前出の孫崎氏)

 鳩山を首相辞任に追い込んだ09年の普天間基地移設問題の報道といい、今回のイラン訪問の報道といい、日本の新聞テレビは、米国がちょっと文句を言うと、たちまち思考停止して、米国ベッタリになる。日本の外務省ともども、米国のポチだ。

いっそのことワシントンに引っ越した方がいいんじゃないのか。

(転載貼り付け終わり)