大阪市リスト捏造問題 | きなこのブログ

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【大阪市リスト捏造問題】捏造した職員は橋下維新支持者だった!マスコミに偏向報道をやめるよう要請しよう!
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この件については他の多くの方々がすでにブログ記事にされておられるので、事の詳細はそちらに譲りたいと思う。橋下維新の重要な問題点はすでに以前の3本の記事にて書いた通りである。手短に経緯と感想だけ述べておく。不愉快な事柄であるだけにあまり気乗りもしない。

[【大阪市リスト捏造問題】捏造した職員は橋下維新支持者だったことが判明・維新の会の無責任体質]

26日平松前市長支持者のリストが非常勤嘱託職員による捏造であることが発覚、27日にこの職員も捏造を認めたことが報じられたが、新たにこの嘱託職員が橋下維新支持者で「維新政治塾」に応募していたことも判明した(市職員であったために書類選考で落とされる)。なおこの職員は27日付で解雇され、偽計業務妨害容疑での告発を検討されている。


また、捏造リストを持ち込んだ先の杉村幸太郎市議(大阪維新の会)とこの職員は昨年杉村の区民集会で知り合い、その後メールや電話で連絡を取り合う間柄であったという。杉村はたとえ彼自身がこれが捏造であることに気づかなかったのだとしても、これに基づいて議会でこの問題を追及してきた。捏造ではないかとの疑惑が持ち上がった後も自身のブログでリストが本物である可能性が高い趣旨のことを主張してきた。


今回組合の調査で捏造が明らかになった後の27日、杉村は以下のように述べている。

「捏造していたということであれば、彼は絶対にしてはいけないことをしてしまったという思いはある。半分にはそういう方を作り上げた交通局の風土、環境にも責任があるんじゃないか」(朝日新聞橋下番ツイッターより)

あたかも自分が当事者ではないかのようなコメントで、謝罪の言葉も無く、この期に及んでまだ交通局を非難しているという点で驚かされる。加害者の側が被害者が悪いのだと言って居直っているように聞こえる。「交通局の風土・環境」などと言うが、この捏造をした人物は昨年5月に採用されたばかりなのだ。杉村はそのリストを捏造とは知らずとも使って他を攻撃したことに変わりはなく、責任が皆無であるわけがなかろう。

維新の会代表の橋下は27日、組合側が維新の会に謝罪を求めていることに関して記者に問われ、以下のように述べている。

「維新の会としては、議会としてはなんら問題ない。僕はそれに基づいて、しっかり捏造だということで、組合のぬれぎぬをある意味、晴らしたわけですから、全く問題ないと思います。言うならば、捏造した本人の問題だと思いますよ」(朝日新聞橋下番ツイッターより)

つまり橋下の論理では以下の通りの驚くべき結論となる。
・捏造した本人の問題
・維新の会=なんら問題ない
・橋下代表=全く問題ない・組合の濡れ衣を晴らしてやった

「維新の会」という組織は部下も上司も同じようなタイプなのであろうか。謝罪も無く、責任も逃れ、いつの間にか「自分が組合の濡れ衣を晴らしてやった」などという手柄話になっているのが注目に値する。濡れ衣を晴らしたのは橋下ではなく組合自身であるのは明白であるにもかかわらずである。


橋下は、自ら代表を務める維新の会の部下が故意ではなくとも偽造の証拠を使って他人を貶めるということをやったにもかかわらず、こちらには責任は無いとしているのだ。


同じ人物が愛国を語り、教育を語り、「民間ならクビ」などという言辞とともに公務員に対して「組織論」をふりかがしてきたのだと思うと絶句するばかりである。このようなダブルスタンダードが許容されるとでも言うのであろうか。他人様に迷惑をかけたならすぐさま謝るのは社会の常識ではないのだろうか。今回の一件は民主党の偽メール事件とよく似た構図であるが、あのときは永田議員は議員辞職し、前原代表も代表を辞任したのだ。


[在阪マスコミに橋下維新を持ち上げる偏向報道をやめるよう要請しよう!]

大阪・関西在住の方々から在阪マスコミは橋下を盛り立てる報道をずっと行ってきたという声が寄せられている。私は海外在住であり、日本のテレビ自体見ることがないので、どのような実態であるのか把握することができないのであるが、橋下維新ブームの異常さからして、偏向報道がワイドショーや夕方のニュースなどで日常的に行われていた可能性は大いにあると思う。


マスコミは小泉の郵政解散のときのように人々を煽って維新を次期総選挙で大勝させ、TPP批准をさせようという魂胆があるのだろうと思う。

新聞に関しては各社独自の意見を出してよいのではあるが、産経新聞は維新に便乗してあからさまに労働組合潰しを狙ったかのような報道が多かった。また、テレビに関しては不偏不党が義務付けられている。過去には一部在阪テレビ局が橋下維新に便乗して過剰なまでの報道を行った模様だ。下の動画はその一例である。


ぜひ関西圏の皆様にはこうした偏向報道を感じた場合、以下のリストを活用して、マスコミ各社に橋下維新に一方的に加担するような報道をやめるよう要請していただきたいと希望する。また、上記の問題に加え私が前回の記事で述べたように、選挙で選ばれたのではない夥しい数のブレーンが閣僚の如く物事を決める政治手法や、その大半が小泉・竹中系の新自由主義者やマッキンゼー系のコンサルであるといったことをなぜ報道しないのか、きちんとした取材をしているのか、といったこともぜひ質問していただきたい。


また良い記事をだした番組や記者には励ましの言葉もぜひ付けていただきたい。マスコミは全体として腐っているものの、中には良識ある記者もいることだろう。


マスコミの問題を放置してはならないと思う。ネットが普及したとはいえ、未だに彼らの影響力は絶大である。そしてこの国の民主主義を歪めているのはマスコミである。



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