一昨日の夜、大阪を出発し、車三台で能登半島へ。


明け方、かほく市に到着。そのまま、数時間、仮眠を取り、10時ごろに輪島市立中学校に到着しました。


石川県は年季明け後、何回も、山代温泉でお仕事をさせて頂いたこともあるし、志賀町でも講演させてもらったことがあるのですが、この歳になると、自分が関わりあるとか関係なく、わずかでも誰かの力になれるならなろうという気持ちで、ワーズカフェのチャリティーイベントをやらせてもらいました。




なんちゅうか、持ちつ持たれつの精神ですわ立ち上がる



で、石川のボランティア登録もしたんですが、なかなか日程が合わず。

そんな話を落語作家の今井さんとしていたら、知り合いの食品会社の方が能登へ炊き出しに行くので一緒に行きますか?とお誘いを頂きました。


結果、その食品会社の方だけでなく、たくさんの団体やボランティアの方が参加するイベントに!


MCは、オセッカイダーレモンさんと大久保佳代子さん。


話を伺うと、大久保さんは、輪島が好きでよく飲みにいらしてたそうです。

今回、マネジャーを付けないで、一人、新幹線で来られて、お仕事のため14時半には会場を後にされました。(かなり早い時間に東京を出られたのではないかと思います…)

以前、ぽんぽ娘姉さんがお仕事でご一緒されていたので、ご挨拶の時にその話をすると「そうそう。あの…エロ落語?」「あ、はい。ピンク落語ですね」「ピンクというか、ど下ネタだったね〜」と笑爆笑

MCだけでなく、ソーラン節で一緒に踊ったり、住民の皆さんと写真撮影したり。中学生ぐらいの女の子が「受験、頑張って〜」と言われて、すごく喜んでいたのが印象的でした。


そして、オセッカイダーレモンさんは『バリバラ』でもお馴染みの方ですが、わざわざ、私の落語教室のことを調べてくださっていたみたいで、出番の時、ステージでその話をしてくださいました。


MCのない時も、会場のあちこちで話を聞いたり、子供さんと触れ合ったり…。ラインを交換したら「we are シンセキ」というスタンプを送ってもらいました照れ


HPもめちゃくちゃ面白いので、ぜひ、見て欲しいですニコニコ


今、能登では、家に帰れそうな方は帰宅をすすめられ、他の方は仮設住宅に引越しされているそうです。

前回は、3000食以上のカレーを振る舞ったらしいですが、今回は、仮設住宅に入った方がチラシを見ていない、もしくは移動手段がないので、来られないという感じで、残ったおにぎりなんかは近くの野球部の合宿に届けたそうです。


それでも「落語よかったよ〜」と声をかけてくれた方々。

最後に、協力団体の皆さんがボランティアの方に挨拶をしていると、輪島中学校で生活されているおじいちゃんが出てきて、「来てくれてありがとうね。集まってるのが聞こえたから、出てきてん」と握手してくれました。

おじいちゃんは、家が壊れ、他に身寄りがないので、今も中学校に避難しているそう。最後に「おにぎり持って行きますか?」と聞くと、「そんなん良いから。また、来年きてくれた時、倍もらうし。また来てね」とおっしゃってくれました。

来年までずっとここにいるんかな…

最後まで、車を見送ってくれました。


エンタメとか落語とかって、余裕がある時に観に行くイメージあるけど、余裕がなくてもこっち側は行かねばならんのでは?とちょっと思いました。

(求められて、お客様が集まって下さるイベントも、もちろん素晴らしいと思う)


自分が置いて行かれる側になる想像すると、とても寂しい。

レモンさん曰く、今日会った人は皆んな親戚なんで、あのおじいちゃんももう親戚なんやな、と。来年と言わず、また、会いに行ければと思います。


バーベキューのお肉によだれを垂らしていたわんちゃん。可愛い。