2008年度に始まったふるさと納税制度。


都市と地方の税収格差を是正し
故郷等の地方自治体を応援する目的で始まり、10年を迎えました。

各自治体は、返礼品に特産品を揃え、なかなかのアイデアで人気を博し、昨年度の寄付総額は3653億円にまでなりました。

返礼品には、自治体のカラーが表れております。外国産の製品から地域の子供の貧困や高齢者の見守り対策などにあてているものまであります。


先週政府は、制度の抜本的な見直しに踏み切ることを発表しました。過度な返礼品競争が起こり、現状を見直すべき声が大都市を中心として上がっているからであります。

都市部と地方の税正格差をなくすといいながらも、街おこしや地方応援から少し逸脱し、自治体によっては、より多くの寄付金を集めるために、地場品ではなく外国製品を返礼するなど、地場産業と関係が薄い返礼品を返すところさえあることが問題視されているからです。

しかし1800ある自治体の格差を考えますと、色々な意見があるのも事実です。

我々一人一人がどんな理由で応援したいのか考え、制度を利用することが求められているように思います。