私の手元に「ある資料」がある。
これは、私がある人物から受け取ったAppBankの書類である。
この書類は、簡単に言うと、私が2015年4月に退社した件について、AppBankの管理部や社長等で話し合った時に録音し、それをテープ起こししている内容になっている。
私が退社した件について、管理部全体と社長を含めて話し合う時点で、私の退社が、ちょっと通常のそれとは違っている事が窺い知れる。
さて、ここで以前、2016年2月17日に、AppBankが都内で決算会見で記者会見を開いている事を思い出して頂こう。
その時の模様を東洋経済オンラインが掲載している。
http://toyokeizai.net/articles/-/105593?page=3
引用:東洋経済オンライン
この記事の中でも、私の退社の件について触れており、記者から
「元役員はなぜ1ヵ月で退任したのか?」
という質問に対して
廣瀬氏は
「特に不自然なことはなかった。個人的な事情の中でそのような結果になった。一身上の都合なので、詳細は差し控える。」
と回答している。
私は、この記事を読んだとき
「なるほど。一身上の都合か。まぁそう答えるしかないよな」と思った。
そこで、冒頭の「ある書類」の話が出てくる。
この「ある書類」の中の一部の会話の内容を要約して記載してみる。
M下氏は、私と「あの件」についてサシで話した内容については、話の筋は通っていたが、私の考え方や行動の危険性を感じ、これ以上一緒には働けないと感じた。
同時に本件をジャフコ等の関係者に話したところ、「木村氏には退任してもらいたい」という意見があったので、話し合いの場で辞任届を差し出したところサインした。
H氏は私との話し合いの当日、万が一の時のことを考えて、私と話し合いをしている隣の部屋にジャフコをスタンバイさせていた。(おそらく、話がこじれたときの為だと思う)
「あの件」に関しては、H氏は私に対して憎しみとかはない。
つまり、ここから分ることは、私は「あの件」についてM下氏とH氏とそれぞれサシで話し合い、両名およびジャフコ等の株主の意見によって退任を求められているという事だ。
ちなみに。取締役議事録にも、私の辞任理由は、一身上の都合と記載されているようだが、実際には上記のように、私は「ある件」を通じて最終的に会社から取締役の辞任届を書くように迫られ、辞任届を書いた日に私物をまとめて退社している。
私は、ここまでは想定の範囲内だったので、辞任届にサインをした。
しかし、再度言うが、私の辞任理由は「一身上の都合」ではない。
不思議だ。この「ある書類」は非常に重要な書類で、取締役会、監査役会、主幹事
監査法人は見ていないのだろうか。
ここで疑問に思う人がいるだろう。
1)何故、AppBankは、記者会見で、私の辞任理由について虚偽の回答をする必要があったのか?
2)それが、宮下社長、CFO廣瀬氏と会社ぐるみで行う必要があったのか?
3)それを、どこまでの経営陣が知っていたのか?
私は当事者であるがゆえに、上記の疑問が前述の「ある件」と密接に関係していることを知っている。(この「ある件」をここで書くと長いストーリーになるので、それはまた後日・・・)
上場企業であるAppBankは、1年前の事であるにしろ、決算会見の場で積極的に、かつ会社ぐるみで虚偽の説明をしたことを株主、その他ステークホルダーに説明し、事実を自らの口で明らかにするべきではないだろうか?
廣瀬氏を含むAppBank経営陣は、次回の決算発表等の会見を開く前に、まずこの前回の虚偽説明をキチンと解決しておく必要があると思う。
なぜなら、S弁護士の言葉ではないが、廣瀬氏のこの積極的な虚偽説明で今後AppBankの発言は、例えそれが事実であったとしても、信憑性が揺らぐ可能性があるからだ。
そして、私は株主の方々へ問いたい。
「ガバナンスやコンプライアンスをしっかりやれ!」と最終的に強く言えるのは、会社の所有者である株主の方々である。
このような記者会見を行うAppBank経営陣に対して、現株主の方々はどのように感じ、また何を期待するのか。
ちなみに、AppBank側は、私がこのような関連の記事をアップすることを、昨年末には予想(知って)していたかもしれない。
だからこそ、私は株主の方々が、自分で感じた事、期待する事を実際に行動に移すことこそが大切だと感じている。
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