出会いは、中学生の、思春期反抗期まっ盛りの、青い青い頃。
私立の中学校に通ってた姉への対抗心から、うっかりお嬢様学校に入ってしまい、ウキまくりの日々。
合格してすぐに、両親離婚、一気にビンボー!まわりはお金持ちの家の子ばかり、当たり前にブランド品とか身につけてる!中学生で!Σ(゚д゚lll)
母は、お好み焼き屋を開業して、家計を切り盛り!家に帰っても誰もいない日々。朝も夜も、自分でご飯作ったし、お昼は購買でパン買ったし、家事は適当にやっつけてた。
中1にして、思い知りました。
人生は、理不尽だ。
人生は、不公平だ。
そして、どうにもならないことばかりだ。
毎日、満員電車でもみくちゃにされて、いちばん人生に絶望した時期。。。それが、中1。(笑)
そんな時にね、たまたま、テレビでみたプロレス。
シーク様がね、ファンクスさんを、フォークでぶっ刺していたんですよ!
血が、ピューピューでてね!
え?
フォークって、パスタ食べるもんじゃないの?Σ(゚д゚lll)
なんなのコレ!コレなに?コレいいの?っていうカルチャーショック!!
釘付けでした。
自由しかない世界にみえた。
フォークで人刺すのが仕事だなんて、世の中は広い!!!
広い広い広い!!!
そのことが、すごくうれしくて、
すごく安心した。
そこからは、どっぷり!
全日本プロレス中継、ワールドプロレスリング、格闘女神アテナ(全日本女子プロレス)、
週に1回ずつの放送をビデオ録画して、1週間毎日、同じ試合を繰り返しみて。
週プロ、ゴング、、、
インタビュー切り抜いてね。(笑)
家に帰るのが楽しみになってね、
早くプロレス観たいから!
ひとりだと集中して観れるから、ひとりの時間もすきになった。
ひとりで、がらんとしたリビングでも、、、
隣には、そっとプロレスが寄り添ってくれていた。
いまも、思うんです。
あの日、プロレスに出会ってなかったら、って。
心からゾッとします。
あたりまえ過ぎて、
伝わらないかもしれないけど、
感謝しかない。
そしていま、
仕事に追われてるひと、
なんとなくさみしさとか、あきらめとか感じてるひと、
元気がほしいひと、、、
いろんなひとの心に、そっと寄り添っているプロレスを、
その風景を、想像して、
願っています。。。