わたしは、自主興行。
というものが嫌いです。
わたしは、団体でデビューさせてもらいました。半人前でフリーになってからいままで、団体に育ててもらった、大きくしてもらったと、思っています。
『息吹』では、チャンスを。
『NEO』では、成長する時間を。
『沖縄プロレス』では、圧倒的な試合数を。
他にも、いろんな団体さんにお世話になりました。
フリーのわたしが個人的にできることは、皆が観たいカード、旬のカードは、団体で組まれるように動くこと。
縁のない方の自主興行に、むやみやたらにでないこと。
自分のやりたいカードを、自分の自主興行でやるよりも、
団体さんで組んでもらうことのほうが、
自分にとっては、ずっとずっと価値がある。
男色ディーノさんのニコ生の番組で、NEOの甲田さんとそういう話をしたとき、甲田さんは、団体は畑だと。
儲けで、次の種をまいて育てるのだと言っていて、すごくしっくりきた。
ちなみに自主興行が悪い、って言ってるんじゃないですよ。
何周年とか節目に、縁があるひとたち呼んでやるものだったり、
観るひととやるひとに想いがあるものは、きっと、良い興行になる、と思います。そこには、意義があります。
でも、ただ旬の選手、集めました。みたいな自主興行は、嫌いだし、
出ることもないです。
自主興行成功させないと、フリーとして成功とはいえない?
逆でしょ?
いろんな団体さんの芯のとこでの闘いの、オファーもらってこそ、フリーとしての成功でしょ?
ラスカチョを観て育ったわたしは、そう思います。
そして、ラスカチョと最後に闘って。
闘いを通して、伝えてもらったものを、若い子たちに伝えたい。つなげたい。闘わなきゃいけない。
それにはね、
団体という場所が必要なんです。