デビューしてから、10年目にはいりました。
わたしは、
不器用で気持ちの弱い、
ダメな新人だった。
何度も、心が折れて、
何度も、リングから逃げそうにもなって。
その度に、
厳しく叱られ、
優しく諭され、
温かく身守られ、
本当にギリギリのところで、プロレスを続けることができたんだと、思います。
うれしいこと、
やまほどあったよ。
つらいことも、
やまほどあったよ。。。
未来が死んでしまったとき、
もう戦えない、
試合なんてできない、
と正直、思った。
対戦相手がいなくなってしまって、試合はなくなるだろうって。
できるできない関係なく、
すぐに、江本とのシングルが、組まれました。
眠れない食べれない、
なにも考えられない、
江本も栗原も、同じような状態で、
それでもあの日、
後楽園ホール昼夜、二試合、
試合をしました。
リングに立ってしまえば、
本能で戦えた。
次の試合も新しいカードが決まっていたから、
食べなきゃダメだ、
食べよう、って言って、
試合のあと、
栗原と泣きながら焼肉食べた。
あの日から、
どんなにかなしいことがあっても、
どこかが痛くても、
どんな状態であっても、
リングには、
強い自分として上がれるようになった。
それが、教えてもらってから、何年もかかって、
やっと手に入れた、
プロとしての心構え。
プロレスラーは、逃げちゃいけない。
組まれたカードに、
穴を開けてはいけない。
10年目も
教えをたいせつに。
そして、
リングの上で強くあるために、
リングを降りたとこで、
いちばん身近なひとたちに、いつも迷惑や心配かけていることに、、、
身守ってもらえていることに、
ありがとう。
と、ごめんなさい。
それから、
いつも期待してくれたり、
応援してくれたりしているみんなに、
ありがとうございます。
10年目も、
よろしくお願いします☆