10年目☆ | kimurarock あるひとりのプロレスラーの、戦いの記録。

kimurarock あるひとりのプロレスラーの、戦いの記録。

女子プロレスラー。MMA。坂口道場、一族。所属。デスマッチファイター。米山革命。バツイチシングルマザー。娘は、アイドル。AWANIKO。バナナ。ラスタ。レゲエ。FUNKIST。旅。チェ・ゲバラ。タコス。トルタス。トルティーヤス。沖縄プロレス。ヤンバルクイーンナ。自転車。



デビューしてから、10年目にはいりました。


わたしは、

不器用で気持ちの弱い、
ダメな新人だった。

何度も、心が折れて、

何度も、リングから逃げそうにもなって。

その度に、

厳しく叱られ、
優しく諭され、
温かく身守られ、

本当にギリギリのところで、プロレスを続けることができたんだと、思います。


うれしいこと、
やまほどあったよ。

つらいことも、
やまほどあったよ。。。


未来が死んでしまったとき、

もう戦えない、
試合なんてできない、

と正直、思った。

対戦相手がいなくなってしまって、試合はなくなるだろうって。

できるできない関係なく、

すぐに、江本とのシングルが、組まれました。

眠れない食べれない、
なにも考えられない、

江本も栗原も、同じような状態で、

それでもあの日、

後楽園ホール昼夜、二試合、

試合をしました。

リングに立ってしまえば、
本能で戦えた。

次の試合も新しいカードが決まっていたから、

食べなきゃダメだ、
食べよう、って言って、

試合のあと、

栗原と泣きながら焼肉食べた。


あの日から、

どんなにかなしいことがあっても、

どこかが痛くても、

どんな状態であっても、

リングには、

強い自分として上がれるようになった。

それが、教えてもらってから、何年もかかって、

やっと手に入れた、
プロとしての心構え。

プロレスラーは、逃げちゃいけない。

組まれたカードに、
穴を開けてはいけない。

10年目も
教えをたいせつに。


そして、


リングの上で強くあるために、

リングを降りたとこで、

いちばん身近なひとたちに、いつも迷惑や心配かけていることに、、、

身守ってもらえていることに、

ありがとう。

と、ごめんなさい。


それから、

いつも期待してくれたり、
応援してくれたりしているみんなに、

ありがとうございます。


10年目も、
よろしくお願いします☆

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