不登校。
去年、その世界に息子と一緒にいた。
そして気づいた。
そこにもちゃんと光があったってこと。
私にとってのふつうは、
朝起きて、学校に行って、ごはんを食べて、寝ること。
当たり前すぎて、疑ったこともなかった。
でも、去年。
息子が不登校になったことで、
私の中のふつうがひとつひとつ崩れていった。
最初は、「どうしたら学校に戻れるか」ばかりを考えてた。
焦って、比べて、落ち込んで。
「このままで大丈夫なの?」って、不安でいっぱいだった。
それにしても、このふつうという言葉。
思ってる以上に、日常の中に入り込んでる。
その起点で言葉を発したり、考えたりすると、
知らず知らずのうちにズレや歪みが生まれてくる。
相手を否定してるつもりなんて、まったくない。
ただ、自分の中の「ふつう」ではなかっただけ。
ただそれだけ。
それでも、息子とは何度もぶつかった。
「行ってみてダメだったら帰ってくれば?」
「先生から連絡あったけどどうする?」
無意識のうちに、
私のふつうを押しつけていたんだと思う。
でも、息子のペースや世界を信じられるようになったとき、
私の中にあったふつうが、やっとほどけていった気がする。
いま思うのは、
ふつうじゃない日々の中にも、ちゃんと意味があるということ。
光がないように見えても、ちゃんと光はあるということ。
息子には2度もふつうの概念をぶち壊されてきたし、
正直これからも何が起こるかわからない(笑)
でもまあ、それでもいいか。
一緒に右往左往しながら、知らない景色を見ていこうと思う。
母になれたんだから♡
うちの息子が不登校!?
我が家の息子のこと
私にたくさんの気づきをくれた16歳の息子
新生児仮死で生まれてNICUの世界観、生死の世界を見せてくれた。昨年は高校入学2週目からの不登校。そこからの1年についてはこちら