「知財管理」2016年11月号に論説を掲載しました。 | 知財弁護士の本棚

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企業法務を専門とする弁護士です(登録30年目)。特に、知的財産法と国際取引法(英文契約書)を得意としています。

ルネス総合法律事務所 弁護士 木村耕太郎

 「知財管理」2016年11月号に「今更聞けないシリーズ:No.112 コモンローとエクイティ」という論説を掲載しました。


 この「今更聞けないシリーズ」は、その名のとおり、知財実務担当者にとって重要ではあるが基本的すぎて人に聞きにくいようなことを平易に解説するという趣旨のシリーズです。といっても最近は結構、高度な内容のものが多いようですが、基本に立ち返って、なるべく平易に、分かりやすくを心がけました。


 コモン・ローという言葉に主に3つの意味があること、コモン・ローとエクイティの歴史的発展について、それが現在の英米法においてどう反映され、知財の実務とどういう関わりを持つのかということを、理系出身が多いであろう知財担当者に分かりやすいように注意して書いてみました。


 これを書くためにイギリスの歴史ですとか結構いろいろ調べたので私も勉強になりました。こういう形でまとめたものもあまり見かけないように思いますし、ちょっと長いコラムと思って気軽に読んでいただけるとうれしいです。