FIFAがサッカーの競技規則について4つの考察を行うと発表した。要約すると以下のとおり。
(1)攻撃側競技者の身体全体がオフサイドポジション(守備側競技者の最後から2人目のラインより前)
にある場合にオフサイドとなること。これにより、爪先やかかとがラインから出ていたという
理由によるオフサイドは取らなくなる。
(2)主審がVARのアドバイスを受けた場合にその結果についてマイクロフィンで観客に説明する。
(3)各チームのコーチ(監督のことか)は決められた回数VARの利用をリクエストすることができる。
(4)主審は状況判断のため、また重傷者が出た場合にはタイマーを止めることができる。
→これは今までも行なわれていたはずだが。
これらについて検討を重ね、採用される場合は今年の7月1日に実施されるということだ。
・オフサイドのルール変更はずいぶん前から言われていた。変更にあたって十分なテストが
行われてきたはずだが、そのテストについてもう少し情報がほしいところだ。
個人的にはディフェンダーにはツライ変更だ。とにかくオフサイドトラップがやりにくくなりそう。
・VARの結果については一昨年の女子W杯で主審がOFR(オンフィールドレビュー)後にマイクで
結果をアナウンスするということが行われた。(山下良美主審もアナウンスをした)
相撲の審判団も協議の結果をアナウンスするようになったし、これは歓迎できる。
・バレーボールやテニスなどで導入されているチャレンジシステムをサッカーでもということ
なのかもしれないが、人間が裁くところにサッカーの面白さやドラマがあると思っている
昭和の人間には、テニスについてはともかくサッカーに導入するのには慎重になってほしい。
・アクチュアルプレーイングタイムを増やすために、プレーが停止した状態が続きそうだと
判断した場合は今でも時計を止めている。あらためて検討すべきことなのか?
そんなことを考えていたら、これフェイクニュースなのではないかと思えてきた。(笑)
原文は以下↓
FIFA will consider the launch of 4 new rules to shake up football on March 1:
OFFSIDE RULE PROPOSED BY ARSENE WENGER: A player will be found to be offside
if his whole body goes over the line of the last defender.
So offside of a few millimetres will not be sanctioned.
REFEREE DECISIONS WILL BE EXPLAINED ON THE MICROPHONE THROUGHOUT
THE STADIUM: After consulting the VAR, the referees will explain their decision with
a microphone to all spectators present in the stadium.
THE CONSULTATION SYSTEM: Each coach will be able to request in limited quantities
the use of the VAR during the match to review an action that they consider controversial.
THE REFEREE MAY STOP TIME: Referees may stop the timer to assess a situation or
in the event of a serious injury.
Objective: to avoid loss of football time and to give priority to effective playing time.
If these rules are ACCEPTED, they will come into force on 1 July 2025.