FIFAはこの度の総会後において新たなビデオ判定システム「フットボール・ビデオ・サポート(FVS)」を発表した。
既に今月のFIFAユースカップにおいてトライアルが行われたそうだ。(出典:ゲキサカ2024/5/17)
各国のトップリーグで採用されているVARは運用にあたっての手際の問題などはあるものの一定の成果を上げていると思う。
しかし大部分の試合においては導入コストの問題で採用されていない。JリーグでもJ1のみである。
記事によると、今回トライアルされたのは①カメラマン3人による映像、②7台の固定カメラでの映像の2種類でいずれも好結果のようである。
■対象となる事象:VAR同様4つの場合(得点かどうか、PKかど うか、退場に値する反則か、人違いか)に限定。
■回数:1試合に2回。テニスやバレーボールのチャレンジのようにリクエストして成功すれば回数は減らない。
■方法:監督が「VSカード」を第4の審判に提示しビデオ判定をリクエストする。主審がビデオ機材設定エリアでビデオオペレータの援助を得ながら事象を確認する。
ということでそれなりに準備は必要だがVARのように常にプレーをチェックし続けるVAR審判、VARルームの準備は不要となる。
もう少し下のカテゴリーでも導入が可能になるだろう。
引き続き動向を注目したい。