サッカー審判TIPS(763) 余計なお世話 | サッカー審判KenKenのブログ

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サッカー3級審判KenKenの審判経験記

先日のシニアサッカー。

私はベンチにいたのでA1が目の前を走る。

ボールが転がってきて副審の近くでラインを割ろうとしていた。

すると副審さん、ボールにスッと寄ってトラップした。

思わず「えっ、止めちゃうの?まだライン割ってないでしょ」と叫んでしまった。

すると副審さん、「私のところからは割ってたんです」とのたまう。ラインから離れて見ていたので、その位置から見て本当にラインを割って見えたのなら確かに割っていただろう。

しかしベンチ(テクニカルエリア先端)の位置から見てラインにかかっていたのだからビミョーではないだろうか。

 

思わず飛び出してタッチラインを跨いで立ち、「副審、この位置から見なきゃダメでしょ」とアピール。

①ラインから離れて判定するのは正確ではない

②転がってきたボールを止めてあげるのは一方のチームに有利に働く可能性があり、公平ではない。(素早くスローインをしたい方には有利だし、ボールを取りに行く時間で戻れる守備側には不利)

 

その後何事もなかったようにプレーが再開されたが、私のベンチを飛び出しての抗議については本来ならば注意か警告を出されるべきだろう。

 

ということでこの試合では副審のダメ行為とベンチの選手の不要な抗議という事象が観察できたのであった。