サッカー審判TIPS(713)
オフサイドか否か
チームメイト(DF)から聞いた話。私が参加しなかった試合であった出来事だ。
自陣DFラインの裏に相手チームから縦パスが出た。
明らかにオフサイドポジションにいた相手競技者は一瞬ボールに向かったものの追うのをストップ。DFであるチームメイトの彼はGKに取ってもらおうとボールのコースに入りながらGKが出てくるのを待った。
しかしボールは彼とGKの間に止まってしまい、お見合い状態に。
そこで、さきほどボールを追うのをやめた相手FWが走ってきて止まったボールをつついてゴールに蹴りこんでしまった。
そして得点が認められたとのこと。
現場を見ていないのでなんとも言えないが、こういうことではないかと想像する。
通常はオフサイドポジションにいた競技者がいったんボールに向かうのをやめても再度動き出してボールに触れた場合はオフサイドとなる(と思う)。
今回はDFが追いかけてボールの近くに行き、あるいはGKが出てきてボールをコントロールできる状態になったため、プレーが次のフェーズに移ったとみなされオフサイドが消えたという解釈なのではないかと思ったしだい。
DFが実際にボールに触れていないのにフェーズが変わったとして扱って良いのか、もし私が副審をしていたらFWがボールに触れた時点で旗を上げてしまうかもしれないがそれは間違いなのか、皆様にアドバイスいただければと思います。