サッカー審判TIPS(623)
侮辱的行為
ネットのニュースでスウェーデンの7部(!)チームの選手が主審に対して放屁したことで2枚目のイエローカードをもらい退場になったという記事を読んだ。
フジテレビの朝の番組でも紹介されていたので見た方も多いと思う。
<<以下部分引用>>
報道によると、ペルスハーゲンSKの左サイドバックを務めるDFアダム・リンディン・ユングクビストが65分にイエローカードを提示された後、主審に向けて“おなら”を掴んで投げたとして、「反スポーツ的行為」により2度目の警告を受けた。同選手は退場処分となった。
アダムは「『おならをしてはいけないのか?』と主審に尋ねたんだ。彼は『そういうことではない』と答えたけど…。おそらく、彼は僕がおならを手に持って投げつけたと思ったんだろうね。でも、僕はそんなことはしていないよ」と続け、判定に異議を唱えた。
一連の“珍事”について、主審を務めたダニー・カコ氏は「彼はわざと(おならを投げつけるような)その行為をしたね。不適切だったと思う」とイエローカード提示の理由を明かし、「おならをしたからイエローカードを出したわけではない?」と問われると、笑いながら「そうだよ!おならをしただけでイエローカードを出していいわけがないじゃないか」と答えたという。
SOCCER KING
<<引用ここまで>>
おならはくしゃみ同様生理現象だから、これで罰せられることはない。
ただ、おならをつかんで相手に投げつけた(にぎりっぺ)となると(気体を投げられるわけではないので掴んで投げるアクションをしたということだが)、「反スポーツマン的行為」として警告か、あるいは「攻撃的な、侮辱的な、下品な行動や身振り」として退場処分となるだろう。
※下品な行動や身振りそのものだと思うけど…
選手にアッカンベーをされたり、「僕は2級持ってるからね」と言われたり、はいずれも侮辱的行為だったり発言だったりするので審判が侮辱されたと判断したらレッドカードものである。(いずれも過去のブログネタ)
判定への異議には警告というのは広く知られているが、侮辱的発言や行為が退場となる可能性があることは知らない選手も多い。