サッカー審判TIPS(526)
声をかける
前回(526)のコメントにbankさんから「警告するときにどのような言葉を発するか」というご質問をいただいた。
皆さんはどうやっているのでしょうか。
私の場合はこんな感じです。
「今のは危険なタックルですよ。今後は気をつけてください」
「勝手にピッチに戻ってしまいましたね。些細なことかもしれませんが警告対象ですよ」
「笛が鳴ってからシュートしては駄目です。プレーをストップしてください。警告です」
少年の試合だと語尾が少し「上から」になる。「~しようね」「~だよ」
「●●しなさい!」とか権威をふりかざしたような言葉遣いはしないようにしている。(イントネーション次第かな)
「○○しましょう」のように社会人として普通の言葉遣いをメインとしている。
ただし、双方が手を使ってチャージしあっているような場合は「手、使わない!」と叫ぶことがある。
すると多くの場合、手が引っ込むし、他のプレーヤーへの牽制になる。
こう叫んだあとも手を使ったままでいたら、笛を吹いてプレーを止めた際に周囲が「どうして笛が吹かれたが」が明確になる。
ラグビーの試合をテレビで見ていたら主審が「○○(チーム名)、そこ飛び出さない!」と叫んでファウルを未然に防いでいたのを見て「ああ、こういうコントロールも有りなのかな」と思ったのがきっかけ。
どんな声をかけるか、どういう言葉遣いをするかはもちろん個人の裁量の範囲なので、決まった方法があるわけではない。
皆さんの実例をいろいろと参考にしてより良いゲームコントロールをできるようになりたいと思っていますのでお聞かせください。