サッカー審判TIPS(489)
黙祷
昨日は東日本大震災から1年ということで、KenKenが担当した試合でも試合前に黙祷を行なった。
最近は多くの試合で、震災犠牲者に対してだったり、人気のあった選手だったり、クラブのオーナーだったりに対して黙祷を行なう場面がテレビでも見られる。
先週末のJリーグでも試合前に黙祷をしていた。
昨日は、プロの試合と同じように審判団、両チーム選手がセンターサークル上に並び、黙祷を行なった。
黙祷といえば1分間というイメージだが、1分は以外と長い。
寒空に1分間じっと立っているのは正直つらい。
もし、主審をやることになったら30秒かな、と考えて事前に目を閉じて30秒を計る練習をしてみたりした。
いや30秒でもけっこう長い。20秒くらいでも良いかもしれない、など犠牲者への冥福を祈るという本来の目的からだんだんずれていき、そんなことを心配していた。
しかし、昨日は協会が手配した2級の方が派遣されてきたので、KenKenは副審に回ることになり、黙祷時間の心配はする必要がなくなった。
彼(主審)はあっさりしたもので、「そうですね、じゃ10秒くらいやりましょうか」という返事だった。
もう少し長くても良いのではと思ったが、特に基準などないのだろう。主催者や主審の裁量の範囲内ではないかと思う。