サッカー審判TIPS(484) バッテン | サッカー審判KenKenのブログ

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バッテン


先日の日曜日、埼玉県南部のK市にある少年サッカーチームKの大会があった。
KenKenが所属する埼玉県M市の少年団が招待されて参加した。
KenKenは審判で帯同。

さて、試合開始前、ピッチに行くとセンターマークの石灰が消えかけていた。
どこがスポットなのかよくわからない。
本部に行って「センターマーク描いてください」と依頼。

ラインカーを持ってきた人がいきなりバッテンを描いた。
思わず「え~、バッテンはやめてくださいよ~」とあまりきつくならないよう配慮した言い方でやんわりと注意。
自分の足でバッテンを丸く整形した。

その後数試合後にまたラインカーが出されペナルティマークとセンターマークが描かれた。
それを見ると、ペナルティマークがバッテンで描かれ、センターマークはハーフウェーラインに直角に50cmくらいの直線が引かれていた。

おやおや、今どきこんなマークの描きかたをする人がいるんだ。
毎週サッカーに関わっている少年サッカー指導者でしょ。

言うまでもないが、正解は直径22cmの円で描くのだ。
手が汚れるが、石灰を一握り持ってポンと落とし、靴底で丸く整形するのをよく見かける。

バッテンの方が実は何試合か経ってもセンターマークの位置がわかりやすい(石灰が残っている)というメリットがある。丸いとだんだん拡散してハーフウェーラインと同化してしまうからだ。
でも久しぶりにバッテンを見るとなんだか出来損ないの絵を見るような感じを受ける。
気をつけましょう。

というか本部に言ってあげればよかった。