サッカー審判TIPS(469)
誤審は目の錯覚?
本日21時、NHKテレビで「五感の迷宮」という番組をやっていた。
オフサイドの誤審が起きる理由の一つは人間の目の錯覚だということである。
フラッシュラグ効果というものだ。
早く動くものは実際よりも進んで見えるということだそうだ。
だからゆっくり動くDF最終ラインの裏に飛び出すFWはオフサイドラインよりも後方にいるにもかかわらず、ラインの裏にまで進んでしまっていると錯覚してしまうのだ。
この現象は何をやっても避けることはできない。人間の視覚に限界があるからだ。
だから、FWが少し飛び出しているように見えても、錯覚によるずれを意識して頭の中で補正させ、旗を上げないというトレーニングをすることにより誤審を減らすことができたという話をしていた。
オフサイドの判定は攻撃側に少し甘めに見ることでちょうどよいとのことだ。