サッカー審判TIPS(423)
疑惑のゴールを避けられた
昨年12月の話だが、天皇杯準決勝FC東京vs鹿島の試合。
F東の平山が左からのクロスに左足でオーバーヘッド。
このシュートがポストを叩き下に落ちてピッチに戻ってきた。
この瞬間、W杯での疑惑のゴールが脳裏をよぎる。
しかし、W杯と異なったのはその後F東の選手が詰めてあらためてシュートを叩き込んだことだ。
これで明らかなゴールとなり、W杯でのようにゴール・ノーゴールの疑惑が発生する余地がなくなった。
テレビを見ている方はリプレイが見れるが、観戦している方は「入ってる」「いや、入ってない」で大騒ぎとなる。
だからダメ押しで蹴り込んでくれたお陰でそのようなモヤモヤはなくなった。
まずゴールに入ったのかどうかが第一で、得点者が誰なのかは二の次。
得点王争いがからんでいるとややこしいが、サポとしては誰が入れたとしてもチームが1点取ったことは喜ばしいし、失点したチームは得点者が誰だろうと失点には変わりないのだから。
だから攻撃する方としてはシュート後に詰めることが大切。
(詰めて打ったシュートが外れたりしたらややこしいことになる。詰めるならしっかり決めてほしい)