サッカー審判TIPS(125)
コーナーキック2度触り
このネタは昨年6月17日のTIPS(11)でも触れているがあらためて書こう。
http://blogs.yahoo.co.jp/kimurakei1/9615089.html
先日、ミスジャッジを連発した話を書いた。
この大会は私以外にもけっこうミスジャッジが目に付いた。
自分の少年団の試合をベンチで見ていたとき、我がチームのエースが蹴ったコーナーキックが鋭くゴール前に飛んだ。
あわやゴールインかというボールはポストに当たり、乾いた衝撃音とともにキッカーのもとに戻ってきた。「さわるな!」とベンチから叫ぼうとしたが、既にボールに向かって寄っているため言っても無駄と思い口をつぐんだ。
トラップして再度ゴール前に送り込んだボールは誰にもふれずに反対側のゴールラインを割った。
結局は相手ボールでの再開となったわけだが、もしあのあとゴールになっていたらどうしたろう。
私は正直に「今のは間接FKです」と主審に申し出るだろうか?
いやいや、きっと見なかったことにしただろう。
相手ベンチからも何も声はあがらなかった。
ルールを知らないのだろう。
キックオフ、FK、スローイン、コーナーキック、そしてインプレーになったゴールキックはすべて同じ選手が2度続けてさわることができない。
この違反に対しては相手チームに間接フリーキックが与えられる。
コーナーキックがポストに当たってキッカーに戻ってきた場合はボールの移動距離が長いことから、チョンチョンと2度さわることと同じ違反とは考えにくい。
しかし、上記のようなこともないとは言えないので注意が必要である。