サッカー審判TIPS(73) ボールに行くタックル | サッカー審判KenKenのブログ

サッカー審判KenKenのブログ

サッカー3級審判KenKenの審判経験記

サッカー審判TIPS(73)

ボールに行くタックル


ピピーッ。
笛が吹かれ、タックルで守備側の選手に倒された攻撃側に直接フリーキックが与えられる。
ここで聞かれるお決まりの言葉が、「ボールに行ったんだぞ」。

こういうときはこのように言おう。
「そう、ボールに行ったのね。であれば良かったね。足を狙ったタックルであればより悪質。レッドカードを出されても文句は言えないよ。」

通常はボールを狙ってタックルするものである。
確かにボールを蹴りだした。タックルは成功したかのように見える。
しかーし、ボールに触れる前に相手競技者の足に触れた場合はファウルなのだ。

相手の足を掬いながらボールをクリアするのはダメ。このような場合、先に相手の足に触れているものだから。



◇ボールに行ったんだぞ!
◆そう、よかったね、ボールで。足だったらレッドだよ。
◇はぁ? (そうか、やっぱしさっきのタックルはまずかったのかな?)

 

ということになることを覚えておこう。そうすれば文句も言い訳も怖くない。