あなたに平安がありますように。

あなたが救われますように。

イエス様のみこころのとおりになりますように。





それから、イエスはガリラヤの町カペナウムに下って行かれた。
そして安息日になると、人々をお教えになったが、

その言葉に権威があったので、彼らはその教に驚いた。

すると、汚れた悪霊につかれた人が会堂にいて、大声で叫び出した、

「ああ、ナザレのイエスよ、あなたはわたしたちとなんの係わりがあるのです。
わたしたちを滅ぼしにこられたのですか。
あなたがどなたであるか、わかっています。
神の聖者です」。

イエスはこれをしかって、
「黙れ、この人から出て行け」
と言われた。
すると悪霊は彼を人なかに投げ倒し、傷は負わせずに、その人から出て行った。

みんなの者は驚いて、互に語り合って言った、
「これは、いったい、なんという言葉だろう。
権威と力とをもって汚れた霊に命じられると、彼らは出て行くのだ」。

こうしてイエスの評判が、その地方のいたる所にひろまっていった。

イエスは会堂を出てシモンの家におはいりになった。
ところがシモンのしゅうとめが高い熱を病んでいたので、人々は彼女のためにイエスにお願いした。

そこで、イエスはそのまくらもとに立って、熱が引くように命じられると、熱は引き、女はすぐに起き上がって、彼らをもてなした。

日が暮れると、いろいろな病気になやむ者をかかえている人々が、皆それをイエスのところに連れてきたので、そのひとりびとりに手を置いて、おいやしになった。

悪霊も
「あなたこそ神の子です」
と叫びながら多くの人々から出ていった。
しかし、イエスは彼らを戒めて、物を言うことをお許しにならなかった。
彼らがイエスはキリストだと知っていたからである。

夜が明けると、イエスは寂しい所へ出て行かれたが、群衆が捜しまわって、みもとに集まり、自分たちから離れて行かれないようにと、引き止めた。

しかしイエスは、
「わたしは、ほかの町々にも神の国の福音を宣べ伝えねばならない。
自分はそのためにつかわされたのである」
と言われた。

そして、ユダヤの諸会堂で教を説かれた。













悪霊は、イエス様が救い主だと知りながら従いません。

イエス様は人を救うからです。

悪霊は人を苦しめますから、イエス様が神の子だと知っていても、従えないのです。

イエス様に従わないなら悪霊に従うことになります。

救いを求めないなら、病気は治らず、苦しみは去らず、悪霊は出て行きません。

人が救いを求めないのは、自分が病気ではないと思っていて、自分だけ楽になることを求めていて、悪霊に憑かれていないと思っているからです。

イエス様を求めないのが悪霊です。

人は自分が悪だと知らないのです。

イエス様だけが善であり、その他全ては悪です。

悪の人が善悪を判断しても、間違いしか出て来ないのです。

人は自分の力で良くなりません。

全ての良いことはイエス様から来るからです。

ナザレのイエス・キリストが救い主だと知りながら従わないのは、自分が正しいと思っているからです。

正しいのはイエス様だけです。